ヘルムート・マルコ、間接的にトト・ヴォルフに返答
レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンが今シーズンも再び世界選手権を制覇。
誰も彼を倒すことはできないと発言したメルセデスのチーム代表トト・ヴォルフに間接的に返答した。
2024年シーズンが開幕して以来、フェルスタッペンは行われた4レースのうち3つを制している。
オーストラリアGPでは、レッドブルは2年ぶりの珍しいメカニカルトラブルに見舞われ(前回のリタイアは2022年のオーストラリアGP)、レース序盤にリタイア。
勝利のチャンスを逃した。
先週日曜日の鈴鹿では、フェルスタッペンがチームメイトのセルジオ・ペレスに13秒差、フェラーリのカルロス・サインツに20秒以上の差をつけて優勝した。
レース終盤には使い古しのタイヤでファステストラップを記録し、優勝の25ポイントとボーナスポイントを加えて最大の得点を獲得した。
レッドブルとマックス・フェルスタッペンの圧倒的な強さに、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは日本グランプリ終了後、今シーズンは誰もレッドブルのドライバーに追いつくことはできず、すでに選手権は決まったと述べた。
「今年は誰もマックスに追いつくことはできない。彼のドライビングとマシンは印象的だ」
「彼がいかにタイヤを上手くマネジメントしているかがわかる。要するに、シーズンの残りは2番手争いになるだろう」と、彼は少し悲観的に付け加えた。
トト・ヴォルフの発言についてヘルムート・マルコは見解を問われると、シーズンはまだ長く、今シーズンは4レース連続で表彰台に乗り、すでに1勝を挙げているフェラーリを除外すべきではないと述べた。
「我々は良いマシンを持っているが、特にマックスは驚異的だ」とマルコはオーストリアのメディアOE24とのインタビューで語った。
「鈴鹿では全てが明らかになった。マックスはユーズドのタイヤで信じられないほど速い周回を記録した。それは彼自身が楽しむためではなく、メッセージ性を感じさせるものだった。『やあ、君たちは2番手を争うだけだよ!』という感じにね」
「しかし、まだ4レースが終わっただけで、残り20レースある。メルボルンでは、物事がいかに速く変わるかを目の当たりにした。フェラーリは力強く信頼性も高い。まだ除外することはできない」
4月19日から21日に上海で開催される中国GPを前に、レッドブルはフェラーリに21ポイント差をつけてコンストラクターズチャンピオンシップでトップに立っている。
ドライバーズランキングでは、マックス・フェルスタッペンがチームメイトのセルジオ・ペレスに13ポイント差をつけてトップに立っている。
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