マルコ氏、角田を賞賛「彼の速さを疑ったことはない」

Helmut Marko

以下は、レッドブル・モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコによるF1オーストラリアGPの分析、そして鈴鹿GPに向けたコメントだ。

フェルスタッペンのマシン故障について

「オーストラリアからの帰路で、レッドブルが技術的問題で失敗したのがいつだったか考える時間があった。2022年にも起こったが、フェルスタッペンのブレーキ問題の原因はまだ分かっていない」

「オーストラリアの週末は予選から苦戦した。前2戦での連勝時の優位性はなかった。マックスのポール獲得とチェコの6位は素晴らしい結果だったが、レースではマックスがリタイアし、落胆した」

「これによりチームの士気は落ちたが、『全レース制覇』のプレッシャーがなくなったのは悪いことではないと思う」

「ペレスのパフォーマンスは悪くなかった。アンダーフロアに大きなダメージがあり、タイヤ摩耗が酷かったようだ。オーストラリアは、チーム間の力関係が一転する可能性があることがわかるだろう」

「また、今回の示されたのは、フェラーリが我々の後ろで2番手、メルセデスは安定せず、マクラーレンはコースによるということだ」

RB、角田裕毅に関して

「角田裕毅のペースは上がっている。裕毅はミスが減り、ヨーロッパの生活にも馴染んできたと思う」

裕毅は現在、非常に高いレベルで運転している

「フランツ・トストと私は彼を信じており、彼の速さを疑ったことはない。問題は、コントロールの欠如や、憤慨すること、そしてミスの傾向だった。今シーズンはそれがすべて無くなった」

「裕毅はとても若くしてヨーロッパに来たが、それは生活が全く異なる日本人にとってとても大変なことだ」

「今では、裕毅はドライバー市場で注目を集めるまでになった」

yuki tsunoda at Melbourne walk
メルボルン・ウォークに参加した角田裕毅

「角田の7位入賞は重要だった。下位チームがポイント獲得するのは難しいからだ」

「2週間後の日本GPでは、序盤2戦の好調を取り戻せると期待している。鈴鹿サーキットはマックスの得意コースだ」

「裕毅にとっても母国レースとなる。最近の調査で、裕毅は18歳以下の若者のファンの中で最も人気がある。これには、何か理由があるかもしれない。彼はその“何か”を持っている」

「また、鈴鹿でのフリー走行では日本人ドライバーの岩佐歩夢を起用する予定だ。鈴鹿はレッドブルマシンに合うコースであることは間違いない」

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