ハジャー「最終目標はレッドブルシート」
レーシングブルズ(VCARB)のルーキーであるアイザック・ハジャーは、レッドブルの長期的なラインナップを巡る憶測が続く中で、将来レッドブルへの昇格を目指す野心を改めて表明した。
バーレーンGPの週末を前に行われた木曜日の公開メディアセッションで、ハジャーは次のステップへの願望を率直に表現することをためらわなかった。
あるジャーナリストが「フェルスタッペンのチームメイトを務めるのはとても大変そうですが、レッドブルでレースすることは今でも夢か?」と質問すると、ハジャーは強い口調で答えた:
「フェルスタッペンのチームメイトを務めるのは難しいと聞くたびに、より強くやってみたいと思う。なぜみんながそう言うのか、実際には何が起きているのか、それを見つけ出したい」
レーシングブルズでのF1キャリアはまだ数レースしかないが、堅実なポイント獲得を見せた今、ハジャーの自信は高まっているように見えた。
「このようないい結果を出せたことで、自信は完全に戻ってきた。でも、もう努力する必要がないというわけではない。常に自分自身にプレッシャーをかけて、結果を出し続けなければならない」
現在、レッドブルに昇格したものの、不安定なパフォーマンスを見せる角田裕毅について、ハジャーは敬意を示しつつも、明らかに自分自身をシート獲得の競争の一員とみていることが伺えた。
角田やリアム・ローソンなどのチームメイトとの仕事について尋ねられた際、ハジャーは経験と学習能力の違いについて述べた:
「角田がトラックに出ると、彼は多くの経験があるから状況にすぐに対応しているように感じる。ローソンと僕は二人ともルーキーのようなもので、走るたびに少しずつ学び、自分たちのやり方を探索しているという感じだ」
ルーキーの立場にもかかわらず、ハジャーは十分な準備ができていると感じており、レッドブル若手育成プログラムでの長い経験とリザーブとしての任務を評価している。
「レッドブルの若手育成プログラムには2年間いた…リザーブとしてもチームの周りにいた。だから、マシン自体に慣れること以外は、僕にとって全く新しいものではない」
ハジャーは地に足をつけながらも集中している。彼の高まる知名度に対するファンの反応をオンラインで見ているかと尋ねられると、彼は笑いながら答えた:
「TikTokは持っているが、そこにF1は一切関係ない。自分のページにF1がでてくるのは嫌いだ」
その地に足のついたアプローチと安定したパフォーマンスが、長期的にレッドブルの関心を引くのに十分かどうかはまだ分からないが、ハジャーは自身の意図をはっきりと示していた。
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