ハミルトン、ペナルティにより8位へ降格【シンガポールGP】
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シンガポールGP決勝後、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)にとって残念なニュースが届いた。スチュワード(審査委員会)は彼に対し、レース中の度重なるコース逸脱(トラックリミット違反)により5秒のタイムペナルティを科す決定を下した。
この裁定により、ハミルトンは7位から8位に順位を落とし、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)にポジションを譲る形となった。レース終盤にブレーキのトラブルを抱えていたハミルトンは、コーナーで何度かトラックリミットを超えて走行していたという。
オンボード映像では、ほぼブレーキがないような不安定な走行が確認できた。その後ろを怒号の勢いでフェルナンド・アロンソが追いかけてきたが、惜しくもチェッカー前でハミルトンを抜かすことはできず8番手。
スチュワードの報告書によれば、今回の処分「正当な理由のない複数回のコース離脱」が確認されたとされている。
ハミルトン本人も聴聞会でコースを外れたことを認めたが、チームおよびドライバーは裁定に異議を唱えなかった。
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スチュワードは「ブレーキの問題を抱えていたことは理解できるが、走行ライン逸脱の回数と状況を考慮し、正当な理由とは認められない」とコメントしている。
この結果、ハミルトンはわずか数ポイントを失い、フェラーリとしても貴重なコンストラクターズポイントを逃す形となった。
ブレーキトラブルに悩まされながらも完走したハミルトンだが、厳しいシンガポールの夜は最後まで波乱に満ちていた。
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