ローソン、シンガポール前にリカルドとの交代を知っていた
リアム・ローソンは、シンガポールGP後にVisa Cash App RBのダニエル・リカルドと交代することを数週間前から知っていたと明かし、レッドブルのやり方に疑問を投げかけている。
先週末のシンガポールで、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、シンガポールグランプリ後の3週間の休暇中にダニエル・リカルドのパフォーマンスを評価すると報道陣に語った。しかし、レッドブルはシンガポールからわずか4日後に、リカルドを即座にリアム・ローソンに交代すると発表した。
この発表に続き、ローソンは最初のインタビューで、残り6レースでリカルドのマシンに乗ることを数週間前から知っており、チーム全体がシンガポールでリカルドの最後のレースであることを既に知っていたと明かした。
「ついに現実のものとなった。もちろん、2週間前から知っていたが、発表されるまでは本当に確定したとは言えない。誰にも話すことができなかった」とローソンはNew Zealand Heraldに語った。
「長い間計画されていたことで、僕はそこに向かっていた。契約上の日付を守る必要があったから、基本的にはこのように進む必要があった。そして数週間前、彼ら(レッドブル)が僕にこれが起こると伝えて、その後すぐに確定した」
夏休み明けから毎週末Visa Cash App RBのガレージに居るローソンは、リカルドの最後のレースであることが皆に明らかになったシンガポールグランプリで、チーム内に不快感があったことを認めた。
「シンガポールは確かに僕にとって楽しい週末ではなかった。単に、僕たち全員が何が起こるか知っていたからだ」とローソンは続けた。
「同時に、ダニエルは昨年私がドライブしていた時も、多くの面で僕に対してとても良くしてくれた。今シーズンでさえ、彼は競争しているとか、そういった感じを全く与えない人だったんだ。彼はそういう印象を与えなかった」
「気分の良いものではなかった。でも明らかに僕にとっては、F1でのチャンスを得て、もちろんこの機会に感謝している」
このような状況下で、シンガポールが実際にリカルドの最後のグランプリであることをメディアにはっきりと伝えなかったレッドブル陣営のやり方に疑問を抱かざるを得ない。そうすれば、リカルド自身がメディアの前で別れを告げることができたはずだ…
リアム・ローソンは10月末の2024年アメリカグランプリからVisa Cash App RBでのシーズンを開始し、6つのグランプリ(うち3つがスプリントレース)に出場する。
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