マルコ氏「リスクを取る必要がある」 レッドブル、ラスベガス予選でポール逃すも手応え
レッドブルのモータースポーツ顧問、ヘルムート・マルコ氏はラスベガスGP予選後、マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得できた可能性があったと強調した。
フェルスタッペンは最終的に2番手。ランド・ノリスのポールタイムとは0.3秒以上の差がついたものの、マルコ氏は「タイミングさえ合っていれば、ポールは十分に可能だった」と語る。
マルコ氏は『ServusTV』の取材で、2番手に満足しているか問われると、こう答えた。
「いいえ、Q1とQ2のパフォーマンスを考えれば満足ではありません。最後のランド(ノリス)のラップに我々がコース上にいなかったこと、それが失敗でした。タイヤのクーリングやタイミングが最適ではありませんでした」
さらに『Sky』でも「ポールは取れたはずだ」とコメントした。

また、難しいウェットコンディションで走り切ったドライバーたちへの称賛も忘れなかった。
「本当にいろいろ起きましたが、全ドライバーに敬意を表します。アレックス・アルボンを除けば誰もクラッシュしていない。非常に厳しい状況でした」
予選で鍵となったポイントについて、マルコ氏はこう語る。
「タイヤを正しい温度ウインドウに入れ、クーリングのタイミングを正しく行う必要がありました。そこが決定的でした」
一方、決勝については不透明な要素が多いとしながらも、攻める姿勢を明確にした。
「まったく違うコンディションになるでしょう。誰もロングランを走れていません。ドライでどうなるかは分からないので、非常に興味深い展開になるはずです」
「我々はアグレッシブにいきます。リスクを取らなくてはいけないし、失うものは何もありません。慎重になるべきなのはランドです。きっと面白いレースになるでしょう」
レッドブルはノリスの勢いに対抗すべく、攻めの姿勢で決勝に挑む構えだ。
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