フェルスタッペン、新規則に本音「キャリアの長期化にはプラスではない」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、今季から導入される新レギュレーションについて率直な見解を示した。シーズン開幕を前に、将来的な引退の可能性にも踏み込んで語っている。
ポッドキャスト『Up to Speed』で、元F1ドライバーのデビッド・クルサードがフェルスタッペンにインタビュー。話題は新時代のF1規則、そして4度の世界王者自身の長期的なキャリア観に及んだ。
2026年規則に懐疑的な姿勢
フェルスタッペンは次のように語っている。
「キャリアの終わりに近づいているのは確かだよ。正直言って、難しい質問だね。現在の規則が、F1でのキャリアを長く続ける上で特別プラスになるものではない、というのは言えると思う」
そう語りつつも、表情には笑みが浮かんでいた。これまでにも彼は、エネルギーマネジメントの比重が増し、フルスロットル区間が減少する方向性について懸念を示してきた。
一方で、自身のキャリアに対する満足感も強調した。
「でも、それは問題ではない。自分のF1キャリアにはとても満足しているし、いつでもスッと手放すことができる。他にもたくさんのプロジェクトがあるんだ」
ここで言及しているのは、シムレーシング活動やニュルブルクリンク北コースでのレース参戦などだとみられる。
さらに、タイトル数へのこだわりについても達観した姿勢を示した。
「60歳や70歳になった時、タイトルを4回獲ったか10回獲ったかなんて、誰が気にする? 人は年を重ねるんだからね」
家族との時間を重視
私生活の変化も価値観に影響を与えている。フェルスタッペンは約1年前に娘リリーを授かり、家族との時間をより大切にしたいと語る。
「家族と過ごす時間の方が大事だし、その時間を心から楽しみたい。これは時間とともに、そして色々な気づきを通して意識するようになったことだよ。最近も、親しい友人や家族とスキーに行ったんだ。数日間を一緒に過ごして、人生を楽しむのは本当に素晴らしいことだと実感した。年に24戦も世界を飛び回って、もう1つタイトルを獲ることにどれほどの意味があるのか。僕は自分の人生を生きたい。人生は一度きりだし、モータースポーツだけに費やしたくはない。人生や、そこにあるすべてを楽しみたいんだ」
そして、こう付け加えた。
「ちょっとドラマチックに聞こえるかもしれないけど、レースのためだけに生き続けたり、追い求め続けたりしたいわけじゃない」
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