マルコ氏、ハジャーの初表彰台を称賛も、シート決定は先送り

レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏は日曜日、オランダグランプリを複雑な思いで振り返りながらも、2位と3位を獲得したマックス・フェルスタッペンとルーキーのアイザック・ハジャーに対して明確な賛辞を送った。
「マックスは運が良かった。ランドにエンジントラブルがあったからね」とマルコ氏は語り、ホームレースで準優勝を果たしたフェルスタッペンの幸運を指摘した。
しかし、スポットライトが当たったのはハジャーだった。フェラーリのシャルル・ルクレールとコース上で戦い、F1初表彰台を掴んだのだ。「ハジャーはルクレールと戦った。彼は何も間違ったことはしていない」とマルコ氏は述べた。「彼は表彰台に値する」
マルコ氏は、ハジャーに対するレッドブルの信念はジュニア時代に遡ると説明した。「我々が彼を選んだんだ。彼が特別だと分かっていた」と彼は言った。「私は彼を小さなプロスト(アラン)と呼んだ。その時皆は笑っていた。新しいサーキットで彼は競争力がある。彼がかなり特別だから我々は彼を選んだ」
彼はハジャーの予選とレースのプレッシャー下での冷静さを称賛した。「彼の自信は傑出している」とマルコ氏は語った。
既に土曜日、彼は予選での傑出したパフォーマンスでハジャーを称賛していた。「彼がエンジントラブルを抱え、基本的にセッションで走行できなかったことを考慮しなければならない。それでも冷静さを保ち、重要な場面で結果を出したのは、より一層称賛に値する」
対照的に、彼は角田裕毅がまさにその能力に欠けていると批判した。「残念ながら、予選などの決定的な瞬間になると彼は普段のように脳直を発揮できない」とマルコ氏は述べた。
今シーズン以降のレッドブルのドライバーラインナップについて、マルコ氏は選択肢を残した。「シートはその時が来たら決める」と彼は語った。
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