ヴィルヌーヴがメルセデスに警鐘「思っているほど差は大きくない」
1997年のF1世界王者であるジャック・ヴィルヌーヴが、今季好スタートを切ったメルセデスに対し警鐘を鳴らしている。
メルセデスは開幕から高いパフォーマンスを発揮し、コンストラクターズランキングではフェラーリに45ポイント差をつけて首位に立っている。ドライバーズランキングでもキミ・アントネッリが1位、ジョージ・ラッセルが2位と、こちらもフェラーリ勢に対して優位な状況だ。
しかし、この勢いがシーズンを通して続くかについて、ヴィルヌーヴは慎重な見方を示す。
「自分がメルセデスの立場なら、今は少し不安に感じるだろう。開幕2戦は順調で自信もあったはずだが、鈴鹿のレース後はそうではない。思っているほど差は大きくない。特にマシン性能の影響が大きいサーキットでは、それがより明確になる」
さらに、メルセデスにとっての“基準”にも言及する。
「この種のサーキットでは、マシンが優れていればトップに立てる。メルセデスにとって、1位と2位を逃す週末は満足できる結果とは言えない。彼らにとって“通常”とは、ワンツーフィニッシュだ」
実際、日本GPではその基準を満たせなかった。アントネッリは2勝目を挙げたものの、ラッセルは4位に終わり、チームとしてのワンツーは達成できなかった。
ヴィルヌーヴはこの結果を「明確な取りこぼし」と指摘する。
また、アントネッリの勝利についても、セーフティカーのタイミングに助けられた側面があったと分析。こうした要素を踏まえると、序盤に見えていたほどの圧倒的な差は存在しない可能性があると示唆した。
順調なスタートを切ったメルセデスだが、ヴィルヌーヴの見立てでは、今後はより拮抗した戦いに持ち込まれる展開も十分に考えられそうだ。
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