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アウディ、テストで出遅れも前向きな評価「計画通りに進んでいる」

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アウディAFR26 アウディ、テストで出遅れも前向きな評価

2026年からザウバーを引き継ぎF1に参戦するアウディは、スペイン・バルセロナで行われているプレシーズンテストで、序盤にやや苦戦を強いられている。テスト2日間を終えた時点での走行周回数は95周にとどまり、同期間に334周を走破したメルセデスとは大きな差がついている。しかし、チームは前向きな評価を示した。

ガブリエル・ボルトレートは初日(1月29日)に27周のみの走行に終わり、アウディ「R26」はその後ガレージに戻された。一方、2日目(1月28日)にステアリングを握ったニコ・ヒュルケンベルグも、多くの時間をトラブル対応に費やしたが、最終的には68周を走行している。

なお、このカタロニア・サーキットでのテストは5日間の日程だが、各チームに許されている走行日は3日間のみとなっている。

では、ヒュルケンベルグとボルトレート、そしてアウディは不安を抱く状況なのだろうか。

アウディF1のテクニカル責任者であるジェームズ・キー氏は、現地で次のように語っている。

「このテストは、すべてのチームにとって完全に新しいレースカーの試金石だが、我々にとっては特に意味が大きい。というのも、F1初参戦となるアウディ製パワーユニットを搭載しているからだ。重要なのは、まず信頼性を確保し、基礎を理解することにある」

「初日はすべて解決可能な問題によって大きな遅れが出てしまったが、結果自体はいいものだった。それがテストの目的であり、こうした課題をシーズン開幕戦のメルボルンで初めて発見するわけにはいかない」

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アウディ

キー氏は、チームの進捗について否定的な見方を示していない。

「2日目は明らかに改善が見られた。朝に若干の遅れはあったが、原因は油圧漏れという比較的単純なトラブルだった。午後には再びコースに戻り、多くの周回を重ねることができた」

また、今回のテストがパワーユニット部門にとっても重要な意味を持つことを強調した。

「ノイブルクでパワーユニットを担当している同僚たちは、これまで一切の実走行データを持っていなかった。今回、初めてエンジンやギアボックスに関する実走データを得る機会となった。複雑なエネルギー回生戦略を含め、R26を取り巻くすべてを理解することが目的だ。この前提に立てば、我々は計画通りに進んでいると言える」

「やりたいことは山ほどあるが、3日目をいい形で終えられれば、かなり満足できるはずだ」

さらに、現時点でラップタイムを重視する姿勢を明確に否定している。

「予想外のことは何もなかった。最初からトラブルなく走れたとしたら、それはむしろ非常に嬉しいサプライズだっただろう。赤旗も多く出たし、現時点ではどのマシンもまだ未完成だ。繰り返すが、これは基本的に技術的なテストであり、パフォーマンスは後から優先される」

「当然ながら、テストプログラムや走行時間はチームごとに異なる。だから比較はできないし、ラップタイムを見るには明らかに時期尚早だ。我々より多く走っているチームがあることは承知しているが、今は完全に自分たちの作業に集中している」

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