ヒュルケンベルグ、開幕戦リタイアも前向き「励みになった」
ニコ・ヒュルケンベルグにとって、オーストラリアでのシーズン開幕戦は決して満足のいくものではなかった。スタート前にマシンにトラブルが発生し、リタイア。レースを見守ることしかできなかったのだ。ヒュルケンベルグはその週末を振り返り、次戦・中国GPに向けた期待を語っている。
「見ているだけというのはフラストレーションが溜まる。特に悔しいのは、レースを通して得られるはずだった多くのデータを逃してしまったことだ。特にエネルギーマネジメントやその仕組みに関する理解だね。その点では、今はライバルたちより遅れている。理想的とは言えないよ」
ただ、レース自体については評価している。
「最初の数周は特にトップ争いでいくつかのバトルがあって、かなり活発だった。少なくとも僕は十分楽しめたよ。観客もそうだったみたいだ。彼らの反応や盛り上がり方はとてもポジティブに聞こえたよ。その後は通常のグランプリという感じだったけど、全体的にはいいレースだったと思う」
また、他のドライバーから出ていた安全面への懸念については、次のように述べた。
「メルボルンはレイアウトがかなり独特なんだ。特にストレートモードを使うことになるターン8と9のコンビネーションがそうだね。そこに乱気流の影響も加わる。だから、少し危険になり得ることはみんなわかっていたと思う」
アウディはガブリエル・ボルトレートが9位に入り、デビュー戦でポイントを獲得した。ヒュルケンベルグはその結果を前向きに受け止めている。
「ポイントでスタートできたのはポジティブだ。励みになる結果だったし、いいスタートだった。僕たちは戦えていると思う。もちろん、正確な立ち位置を判断するにはまだいくつかの週末やサーキットを経験する必要がある。でも、今のところ感触はいいよ」
しかし、エネルギーマネジメントの難しさについては懸念を示した。
「かなりトリッキーだね。走行後にデータを見返すと、すべてが簡単に見える。でも実際に車の中で走っている時は、全く簡単じゃない。ほんのわずかな違いが大きな影響を及ぼすこともあるからね」
そして、勢力図についてはこう見ている。
「オーストラリアは現実的な勢力図を示していたと思う。ただ、サーキットによって多少変わる可能性はある。中国で大きく変わるとは思わないね。ここは全体的に気温が低めで、タイヤコンパウンドも違う。そうした要素が僕たちのパッケージにどう影響するかを見ていく必要がある」
「それに、中国はスプリントレースの週末だ。スプリント予選に入る前に、たった60分のフリー走行しかない。だから、すべてのチームにとって大きなチャレンジになると思う」
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