ピエール・ガスリー「角田裕毅は過小評価されている」
アルピーヌのピエール・ガスリーは、アルファタウリの角田裕毅が持つその速さについて十分な評価を受けていないと示唆した。
ガスリーは『Beyond The Grid Podcast(ビヨンド・ザ・グリッド・ポッドキャスト)』で自身のF1について、また、かつてのチームメートについて語った。
ガスリーは現在27歳で、F1での経験も豊富だ。
彼は128レースで1勝しか挙げておらず、キャリアの大半をトップチーム以外で過ごしてきた。
レッドブルでの短い在籍期間は計画通りにはいかなかったが、フェルスタッペンとコンビを組んだドライバーで、今までマックス・フェルスタッペンに近づいたドライバーはいない。
レッドブルに引き抜かれたセルジオ・ペレスでさえ、苦戦を強いられている。
しかしガスリーは、かつてのアルファタウリのチームメイトである角田裕毅の速さを強調したかったようだ。
日本人ドライバーである角田裕毅は、過小評価され、見過ごされている。
現在でも、ダニエル・リカルドがニック・デ・フリースの早期離脱を受けてチームに加入しており、角田よりもペレスの後任になる可能性が高いと言われている。
ガスリーは、角田がF1にいるのには理由があることを、人々が理解することを願っている。
かつてのチームメートについて、ガスリーは次のように語った。
「まず言っておきたいのは、僕は裕毅と仲がいいということだ。」
「いつも言っていることだが、裕毅が日曜日に発揮するスピードについて十分な評価を受けていないし、何故だか認められてもいないと思う。」
「もし彼が感情と言葉をコントロールすれば、彼はもっと速くなれる。」
「彼がもたらすものを、人々は少し過小評価しているような気がする。ただ、僕たちはいつも良い関係で、一緒に楽しんでいたよ。でも、練習や予選、レースの準備をしているときはいつも、彼をぶっ潰してやりたいと思っていた。」
「悪い意味ではないので、誤解しないでほしい。毎セッション、どんな時だろうと彼を上回りたかったということだ。」
ガスリーと角田はアルファタウリで素晴らしい2シーズンを共に過ごし、常にファンから愛されたコンビだった。
角田は来年、このチームで4年目のシーズンを迎えるが、自身の将来についても考えている頃かもしれない。
ガスリーはレッドブルを離れてもF1で成功できることを示し、今年はアルピーヌでスプリントレースと日曜日の決勝レースで表彰台を獲得した。
レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリは成功を夢見ており、角田は、ここ数週間のレースで、マシンを与えられればかなりのペースがあることを証明している。
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