カタールGPに向けてエキサイティングなトピック

マックス・フェルスタッペンが3年連続のワールドチャンピオン獲得に近づいている。しかし、他にも多くの戦いが繰り広げられており、カタールGPに向けて盛り上がっているトピックをいくつか紹介する。

【ドライバーズチャンピオン獲得目前のフェルスタッペン】
マックス・フェルスタッペンは、ドライバー・ポイントランキングを大きく引き離している。
昨年フェルスタッペンが日本でタイトルを獲得したときは、オースティン、メキシコ、ブラジル、アブダビの4戦を残すのみだったが、今回はラスベガスが加わる。しかも、カタールでの決勝レース前にチャンピオンになる可能性がある。
177ポイントのリードを持つフェルスタッペンは、ペレスの成績にかかわらず、スプリントで6位に入れば十分ということだ。ペレスは4月下旬のバクー以来、レースでチームメイトの前でフィニッシュすることができていない。


【メルセデスvsフェラーリ】                                                 日本GPではレッドブルがコンストラクターズ選手権を制したが、今季はメルセデスとフェラーリがベスト・オブ・ザ・レストを争っているため、どこが次点になるかはまだはっきりしていない。
メルセデスは年間を通してコンスタントにポイントを獲得してきたが、フェラーリはホームレースのモンツァでレッドブル勢に次ぐ3位と4位を獲得。鈴鹿ではシャルル・ルクレールがルイス・ハミルトンを抑えて4位に入り、サインツもジョージ・ラッセルを抑えた。今はフェラーリに勢いがあるように見えるが、一昨年はメルセデスが2強の一角を占めており、ドライバー全員が大きく貢献していることから、シーズン終盤まで緊迫した戦いになりそうだ。


【アストンマーティンに迫るマクラーレン】
アストンマーティンは今季序盤、レッドブルに次ぐ傑出したチームであり、フェルナンド・アロンソは冬の間にセンセーショナルな進歩を遂げた後、複数の表彰台を獲得している。対するマクラーレンは今年最初の8レースで17ポイントしか獲得できなかったが、オーストリアでマシンをアップグレードしてからの8レースで155ポイントを加算している。
日本GPはチームにとって大きな週末となり、ランド・ノリスが2位、オスカー・ピアストリが3位。コンストラクターズランキングでアストンマーティンとの差を49ポイントに縮めた。

【復帰間近のリカルド】
夏休み明けからマシンをアップグレードし、シンガポールではリアム・ローソンがポイントを獲得したアルファタウリ。角田裕毅とダニエル・リカルドが2024年のラインナップとして発表され、リカルドが手を骨折する前のコンビから継続することになった。しかし、少しでも問題があれば、リカルドはオースティンまでさらに2週間回復を待ち、ロサイルの週末ではローソンが再び代役を務めることになるだろう。

【戻ってきたカタールGP】
前回のカタールGPは、2021年の熾烈なタイトル争いのさなかに開催された。このサーキットは高速性からドライバーたちに好評で、コロナウイルス感染症のパンデミックによってカレンダーに加わるのが比較的遅れたにもかかわらず、いくつかのドラマチックな瞬間を見せてくれた。本格的な復帰に向けて2年の準備期間を経た今、ロサイル・インターナショナル・サーキットは新しいピットとパドックエリアに生まれ変わった。
カタールは今季6回開催されるスプリントレースの第4戦目であり、レース週末の3日間すべてで競争力のあるセッションが必要とされる。

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