【カタールGP日曜日レポート】角田「僕たちにはスピードがなさすぎた。」

フェラーリのカルロス・サインツが燃料システムの問題でカタールGP決勝レースを欠場するというショッキングなニュースでスタートしたカタールGP日曜日。

現地時間10月8日20時から始まったレースでは、オープニングラップでメルセデスのルイス・ハミルトンがチームメイトのジョージ・ラッセルと接触。まさかの同士討ち。これによりハミルトンはリタイアとなってしまった。

最大で18周という今回のタイヤ使用制限により、普段よりもピットは慌ただしい様子だった。アルファタウリの角田は11番手からスタートしており、ポイント獲得が期待されていたが、なかなか上手くはいかずポジションを落とし15位でフィニッシュ。

ウィリアムズのローガン・サージェントが体調不良により緊急ピットインし、そのままリタイア。同じくウィリアムズのアレックス・アルボンは暑さによる体調不良でレース後自力でマシンから降りられなかったという情報、アルピーヌのエステバン・オコンもレース中から暑さによる体調不良を訴えていたという。

レース後にアルファタウリのリアム・ローソンは「明らかにトリッキーだった。今日は全体的にスピードがなかった。それが一番の問題であって、戦略ではないね。レースを通して本当に苦しかったし、上手くいかなかった。体力的にも一番タフなものだった。次戦ダニエルが戻ってくるとすると、最高の気分で締めくくりたかった僕としてはかなり厳しいし残念だ。日本のSuper Formulaでチャンピオンを獲得することは、僕のキャリアに大きな影響を与えるし、とても重要だから集中したい。」

角田は「バイザーからも砂が入ってくるほどだったよ。最もタフなレースであったことは間違いないね。体力的にもかなりハードだったし、暑さも予想していた以上だ。スティントの長さが決められていて変な感じだった。レースのあるべき姿ではないと感じたよ。タイヤ自体には他に比べてアドバンテージがあったと思うけど、それでも僕たちにはスピードがなさすぎた。改善が必要なのは明らかだが、今後の改善は簡単なものではない。可能な限りマシンのパフォーマンスを引き出していかないといけないし、その為に必要なものを見つけなければならない。」と語った。

アルファタウリの今回のマシンのパフォーマンスは明らかに良かったとは言えない。特にミディアムタイヤでのペースが悪く見えたが、角田やローソンが語っていた通り厳しい環境下で今のアルファタウリのマシンをドライブするのは非常に難しく、競争力がない。

アップグレードはまだまだ十分とは言えないだろう。

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