【F1】レッドブル批判が波紋 元ドライバーの発言に現役選手も共感

元フォーミュラ1ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデ氏が、レッドブルF1の対応に痛烈な批判を展開し、現役ドライバーたちの注目を集めている。
今年初めて、正式にチームドライバーとして起用された23歳のリアム・ローソンのシーズン序盤でのドライバー交代を受け、ヴァン・デル・ガルデ氏は自身のSNSで厳しい言葉を投稿した。「パフォーマンスが最も厳しいスポーツと言われるF1で、期待に応えられなければその責任を負わなければならないと言われ続けてきた」と語り、「確かにチームに残るには結果を出さなければならないし、プレッシャーも並大抵ではない。しかし、私が見る限りこれはいじめに近い判断だ」と指摘した。
レッドブルは昨年末、セルジオ・ペレスの後任としてローソンを起用することを発表。しかし今回、わずか2レースで成績不振を理由に、角田裕毅選手との交代を決定した。
ヴァン・デル・ガルデ氏は続けて「レッドブルこうなることをは完全に承知の上で、リアムに2レースだけチャンスを与え、その精神を打ち砕いた」と批判。「リアムがこれまでF1の舞台に立つために注ぎ込んできた献身、努力、そして成功を忘れてはならない。私自身、F1到達までの血と汗と涙を知っている。そして一流チームで戦うことの難しさを」と熱い言葉で擁護した。
「確かに最初の2レースでは期待に応えられなかった。しかし、誰よりもその事実を理解しているのは本人だ。おそらく彼自身が進言したのかもしれないが、そうでないなら、リアムが日本グランプリで新しく挑戦する勇気と成功を祈りたい」と励ましの言葉を送った。
最後に「自分を信じて胸を張って彼らの予想を覆せ」とエールを贈った。
この投稿に対し、現役F1ドライバー4名が「いいね」を押している。ローソンの元チームメイトであるレッドブルF1のマックス・フェルスタッペンをはじめ、2019年にレッドブルから降板したピエール・ガスリー、マクラーレンのオスカー・ピアストリ、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルクが反応。さらに、レッドブルのジュニアドライバー出身で現在フォーミュラ2で活躍するリチャード・フェルシュアーも同様の反応を示した。
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