サインツ、自身とフェルスタッペンは大きく成長したと語る

カルロス・サインツは、レッドブルが2025年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして起用を決めていたとしても、「問題は起きなかっただろう」と考えている。

カルロス・サインツの将来は今シーズン長い間謎に包まれていた。フェラーリが来年のルイス・ハミルトンの驚くべき加入を発表したシーズン前の打撃の後、サインツは別のトップチームで再起を期待していた。

メルセデスとレッドブルは、片方にハミルトンが空けたシート、もう片方にセルジオ・ペレスのポジションを狙える可能性があるシートがあり、それらは信頼できる選択肢だった。ペレスの苦戦を考えると、サインツはレッドブルにとって最も堅実な代替案として浮上する可能性があった。

だが結局、どちらの可能性も実現しなかった。一部の噂では、過去のフェルスタッペンとの緊張関係が理由でレッドブルが拒否したとも言われている。実際、2人は若手時代からよく知る仲で、2015年にトロ・ロッソでF1デビューを共にした。

当時、レッドブル育成の2人の若手ドライバーは親チームの潜在的なシートを争っており、それは避けられない内部の緊張を生んでいた。約10年後、状況は大きく変わったとサインツは考えている。

サインツ「決定がそれだけが理由なら、単純に間違いだ」

「僕は彼とうまくやっていけると思う」とサインツはAuto Motor und Sportに語った。「当時僕たちは16歳と19歳だった（実際は2015年初めで17歳と20歳）、そして僕たちは大きく成長した。トロ・ロッソでは、チームに入れられて『お互いに戦って、誰が最高で誰がレッドブルに昇格するかを見る』と言われる。それがトロ・ロッソの存在理由だ。チーム順位のために一緒にドライブするわけではないから、2人のドライバーの行動は全く異なるものになる」

サインツは、来シーズンの起用を見送ったレッドブルの選択が、過去のフェルスタッペンとの関係だけを理由にしていないことを願っている。

「シャルル（ルクレール）とランド（ノリス）、僕の最近の2人のチームメイトを見れば分かる」とサインツは続けた。「問題は一度もなかった。だから、問題は起きなかっただろうと言える。決定がそれだけが理由なら、単純に間違いだ。しかし、僕は彼らにすでにそう伝えた」

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