角田裕毅、自らスコップを手に…洪水被害に見舞われたアルファタウリF1本拠の復旧を支援

大規模な洪水被害によって中止となったF1第6戦エミリア・ロマーニャGP。角田裕毅はスクーデリア・アルファタウリの本拠地、ファエンツァの街で瓦礫や泥の撤去作業に取り組んだそう。

アルファタウリの地元では、マルゼーノ川とラモーネ川の水が堤防を越え中心部が水没するなど、今週の歴史的豪雨により大きな打撃を受けた。

角田裕毅選手の僚友ニック・デ・フリースは16日(火)の夜、宿泊場所に辿り着けず、立ち往生。マクラーレンのチームメンバーから寝床を借りるという事態に陥った。ファエンツァのマッシモ・イソラ市長は「想像を絶する」夜だったと振り返っている。

イタリア在住の角田裕毅選手はチームと並び、復興支援のための寄付をソーシャルメディア上で呼びかけるだけでなく、自らスコップを手に取りファエンツァの町の清掃を手伝っていた。その様子は地元ラジオ局のInstagramにも収められていた。

洪水被害を受けたイタリア・ファエンツァの街の復旧活動に取り組む角田裕毅(アルファタウリ)、2023年5月copyright radiodelta_1@Instagram

洪水被害を受けたイタリア・ファエンツァの街の復旧活動に取り組む角田裕毅選手(アルファタウリ)2023年5月

Fomula1公式Twitterより

道路の通行止めを含むインフラへの影響から、5月26~28日の第7戦モナコGPへの影響が懸念されていたが、天候が回復した木曜にサーキットへの立ち入りが許可された。

チームは機材の梱包作業に取り組み、既にモンテカルロへの輸送作業を開始している。今回の災害がチームに支障をきたす可能性は低いものと見られる。

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