角田、オーストリアGPを前に一貫性を重視

レッドブルの角田裕毅は今週末のオーストリアGPでの巻き返しを狙っており、レッドブルリンクでの「ホームレース」と位置づける今戦において「一貫性と全セッションでマシンの性能を最大限引き出すこと」の重要性を強調した。
角田は、シュピールベルクのチーム本拠地サーキットで戦うことの感情的な意義を強調している。レッドブル・レーシングとホンダ・レーシング・コーポレーションのほとんどの重要人物が出席する見込みとなっており、彼のチームでの将来がここで決まる可能性もある。以下が角田の公式コメントである。
「レッドブルドライバーとしてレッドブルリンクにいることは非常に特別で、ガレージから出るたびにサポートの声が聞こえる」
角田は過去数週間のトラックでの状況が「困難」だったことを認めたが、自身とチームがより強いパフォーマンスを取り戻すモチベーションは依然として高いと主張した。
「僕はグリッドのさらに上位へ、そして、チームがいるべき場所へ行くと確信している」
今週末の焦点は土曜日の予選であり、これがレースの展開を決定づけると角田は考えている。
「土曜日が鍵となり、日曜日に良いポジションからレースするために今週末の予選を決めるよう、僕たちは一緒に懸命に取り組んできた」
最近のいくつかの挫折にもかかわらず、角田は必要な時に地位を回復する能力の証拠として過去のパフォーマンスを指摘した。
「僕は何度もフィールドを駆け上がることができることを示してきた。だからこそ、最終ラップで本来戦うべき場所で戦えるよう、予選でいい結果を残して、より上位からスタートすることが重要だ」
短いながらも過酷なレッドブルリンクで開催されるオーストリアGPは、接戦を展開し、予選とタイヤ戦略により重点を置くことが予想される。角田にとって目標は明確である:クリーンな週末とポイント獲得への復帰だ。
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