アルピーヌ、2024年マシンA524の「アグレッシブな」デザインを公開
アルピーヌは、2024年シーズンを前に、最新のF1マシンであるA524を公開した。エンストンで開催された「モータースポーツローンチ」では、アルピーヌの世界耐久選手権への取り組みも正式に発表された。
アルピーヌの新しいF1マシンは、引き続きチームメイト同士となったエステバン・オコンとピエール・ガスリーがドライブする予定で、現代アーティストのフェリペ・パントーネとのパートナーシップにインスパイアされ、黒を基調としたカラーリングに青とピンクのハイライトを配し、これまでのデザインを踏襲している。
24戦のうち8戦はピンク塗装
一方、オーストリアの水処理会社BWTとのパートナーシップ3年目を迎えるアルピーヌのカラーリングは全24戦のうち8戦でピンクを基調としたものとなり、2022年と2023年のシーズンに倣ったものとなる。
アルピーヌは、コンストラクターズランキングで4位から6位に転落し、アストンマーティンとウィリアムズの間に沈んだ2023年からの巻き返しを狙い、新シーズンに臨む。
水曜日の発表会で、アルピーヌのモータースポーツ担当副社長兼アルピーヌF1チームのチーム代表であるブルーノ・ファミンは、次のようにコメントした。
F1と耐久レースの共演は「かなりレア」
「アルピーヌ・モータースポーツが一堂に会し、2024年シーズンのプログラムを正式に発表することは、素晴らしい瞬間だ。」
「密度の高い2024年に向け、A524フォーミュラ1カーとA424ハイパーカーの両プロジェクトが準備を進める中、全ドライバーがともに同じ部屋に集うというのは、またとない事だ。」
「今日、ここで両方の実車を見ることができるのは、イギリスとフランスにいる何千人もの才能ある従業員が、ファクトリーの舞台裏で懸命に働いている証しである。」
「私たちの旅路の次の段階は、すべてをサーキットで展開し、運用面の武器を全面的に適用して、チーム全体でより大きなダイナミックさとマインドセットを育てることだ。アルピーヌの名を成功に導くため、努力を続けていくことを楽しみにしている。」
いくつかの要素は限界以上にプッシュした
また、アルピーヌのテクニカル・ディレクターであるマット・ハーマンも出席し、経営陣の交代や大物投資家の加入を経て誕生したA524に何を期待するかについて語った。
「A524のアプローチはアグレッシブだが、クルマにパフォーマンスを追加するためのより広い範囲を創り出すという点で堅実なものだ。」とハーマンは説明した。
「我々は学びを得る事、そして結果よりもそれに対応していく事にフォーカスを置いた。」
「このプロジェクトは、マシンに追加しようとしているコンセプトの実現に焦点を当てた大胆なものだった。私たちは、可能な限りパフォーマンスを向上させるための強力なプラットフォームを構築し、それを実現するための目標を設定した。」
「私たちはいくつかの要素を限界まで、場合によってはそれ以上にプッシュしてきた。それはすべて私たちのアプローチに沿ったものであり、このプロジェクトを可能な限り最高のレベルまで進展させるために私たちが目指したものだ。」
アルピーヌの新車は2月20日に最初のシェイクダウンを行い、その後シーズン開幕まで1週間に迫る中、2月21~23日の3日間、バーレーンでテストが行われる。
【関連記事】
- 「最高の気分とは言い難い」カルロス・サインツ、2024年のゴールは明確と語る – Shiga Sports Japan
- ウィリアムズ、2024年仕様の新カラーリングを発表 – Shiga Sports Japan
- キック・ザウバー、大幅に変更された2024年マシンとカラーリングを発表 – Shiga Sports Japan