キャリー・シュライナー、2024年のF1アカデミーにザウバー・アカデミーの代表として参加
ドイツ人ドライバーのキャリー・シュライナーが、ザウバー・アカデミーの一員としてカンポス・レーシングからF1アカデミーに参戦することが発表された。
シュライナーは、昨年はザントフォールトでのレース2での初勝利を含め、11回の入賞を果たしている。
「今年、このチームとザウバー・アカデミーを代表してF1アカデミーに参加できることを誇りに思う。」とシュライナーは語った。
「エキサイティングな初シーズンを終え、また仕事が出来るのが楽しみだ。ザウバーには素晴らしいモータースポーツの歴史があり、私はF1アカデミーでそのサクセスストーリーを継続させる役割を果たしたいと思っている。」
「私の今シーズンの目標はただひとつ、優勝すること。そしてチームのために、モータースポーツにおける女性の認知度を高めることだ。F1アカデミーは私の野望を実現するための素晴らしい舞台であり、私はチームとカンポス・レーシングとともに新たなマイルストーンを達成することに強い意欲を抱いている。」
2011年にレースキャリアをスタートさせた彼女は、2012年のADACカートマスターズでX30ジュニア選手権のタイトルを獲得した最初の、そして今のところ唯一の女性ドライバーである。2015年にシングルシーターを卒業した後、2年後にGTレーシングに転向した。
2018年、彼女はランボルギーニ・スーパートロフェオ・ミドルイースト・プロアマクラスとDMVグランツーリスモ・ツーリングカー・カップ-クラス1の両方でタイトルを獲得した。さらに、2021年のADACニュルブルクリンク24時間レースではSP8クラスで優勝、イタリアGT選手権GT3プロアマクラスのスプリントランキングで5位となった。
ザウバー・アカデミーのディレクターであるビート・ツェンダーは、シュライナーをチームに迎えるにあたり、新たなパートナーシップを築き、彼女の豊富なレース経験を活用することを楽しみにしていると語った。
「キャリーをチームに迎えることができてうれしく思うし、F1アカデミーでともに歩むことを楽しみにしている。」
「キャリーは若いにもかかわらず、すでに素晴らしい実績を誇っており、素晴らしいレースセンスと、多くの異なるシリーズに適応する強い能力を示している。」
「スタートが待ちきれないし、私たちが一緒に何を築き上げることができるかを見てみたい。私たちのF1チーム、ザウバー・アカデミー、そしてモータースポーツで数十年の経験を持つカンポス・レーシングの専門知識とサポートによって、私たちはともに偉大なことを成し遂げられると確信している。」
カンポス・レーシングのチーム代表であるエイドリアン・カンポスは、次のようにコメントした。
「キャリーをチームに迎え入れ、ザウバーとの新たなコラボレーションを開始できることをうれしく思うし、スタートするのが待ちきれない。」
「キャリーはこれまでのレース経験で大きな可能性を示しており、私たちは2024年のF1アカデミー・シーズンでチャンピオンを目指す彼女をサポートする準備が整っている。」
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