ホーナー「2025年以降のレッドブルラインアップはすべてオープン」
クリスチャン・ホーナーはレッドブルの2025年ドライバーラインアップについて、セルジオ・ペレスとダニエル・リカルドがポジションを争う可能性があり、”すべてが開かれた状態”であることを認めた。
2023年シーズンはマックス・フェルスタッペンが3年連続のドライバーズタイトルを獲得し、チームもコンストラクターズタイトルを獲得した。
ペレスもドライバーズランキング2位を獲得し、レッドブル参戦以来初の1-2フィニッシュを達成した。しかし、2位を獲得したとはいえ、チームメイトとの差は290ポイント。
ペレスは今シーズン、開幕から5戦で2回のポールポジションと2回の優勝を飾り、フェルスタッペンにプレッシャーをかけようとしていた。しかし、RB19という強力なマシンを手にしていたにもかかわらず、モナコGPからイギリスGPまでの5戦はQ3進出がなく、ポイント獲得のチャンスを逃してしまった。
予選のパフォーマンスでは浮き沈みが激しく、何度かリカバリーを強いられたものの、2位をキープするのに十分なポイントを獲得した。とはいえ、ホーナーはシーズン終了後、ペレスが2024年には “土曜のパフォーマンを整理する”必要があることを示唆している。
一方で、レッドブルのリザーブドライバーとしてシーズンをスタートさせたリカルドは、シーズン途中でアルファタウリのシートを手にする。手の骨折がシーズンの進行を妨げたものの、リカルドはレッドブルのシート獲得を将来の目標に掲げている。
ホーナーは『Sky Sports F1』のインタビューで、誰がフェルスタッペンのチームメイトとしてレースができるかという議論は続いており、2025年のラインナップはまだ開かれていると説明した。
「チームとしては、できる限り競争力のあるコンビを組みたいし、チーム内に適切なダイナミズムが欲しい。」
「マックスとチェコのコンビは驚異的な成功を収めている。チェコは我々との3年間で、4位、3位、2位を獲得している。ダニエルについてはよく知っているし、彼がレッドブルに戻ってくるのは素晴らしいことだ。」
「そしてもちろん、2025年以降に向けてもすべてが開かれている状態だ。」
ペレスとレッドブルの契約は2024年末で切れるため、リカルドにとってはトップチームへの復帰を果たす重要なチャンスとなるかもしれない。先日のBeyond The Gridのインタビューで、リカルドはレッドブルでキャリアを終えることが “完璧”だと認めたものの、その時期については明言しなかった。
「レッドブル・ファミリーに戻って、7月のテストに参加し、サイモン(レニー)とまた仕事をする。正直なところ、レッドブルのドライバーとしてキャリアを終えることができれば完璧だ。でも、もしレッドブルに戻っることが出来たら、必ずレッドブルでフィニッシュするつもりだよ。」
一方、ペレスもレッドブルでの契約延長を目指し、2024年のタイトル獲得に向けて全力を尽くすつもりだ。
【関連記事】
- チーム代表のマイク・クラック、アロンソとストロールを称賛 – Shiga Sports Japan
- 周冠宇「F1シート獲得後に批判を耳にしないことは不可能だった」 (shigasports.com)
- ホーナー、2024年に向けペレスの改善点を指摘 (shigasports.com)