ダニエル・リカルド、もどかしい休養を経て「復帰できて嬉しい」
アルファタウリのダニエル・リカルドが今週末のアメリカGPでレースに復帰することが明らかになった。
レッドブルのリザーブドライバーとしてシーズンをスタートさせたリカルドだが、7月のハンガリーGPからニック・デ・フリースの後任となった。しかし、8月に行われたオランダGPのFP2でバリアにクラッシュし、左手を骨折。即手術が必要となり、ここ5レースを欠場している。
リカルドはレッドブルのシミュレーターで周回を重ね、今週初めにテネシー州ナッシュビルで3万人のファンの前でのRB7デモ走行を行った。
今週末の復帰を前に、リカルドは 「復帰できてうれしい。手はだいぶ良くなっているし、シミュレーターはそれを確認するのに役立ったよ。カタールの前にも試したけど、ポテンシャルをフルに発揮できているとは感じられなかった。」
「だから、その週の残りを英国でシミュレーターに多くの時間を費やして過ごした。しばらくの間、左手や左腕があまり動かせなかったけど、できる限りトレーニングを続けたから、全体的な体力に問題はない。」
「ここ数戦のレースを見るのは確かにもどかしかった。特に、もう一度レースに出る準備ができていたのに、2戦こなしてまた “一時停止 “しなければならないなんてね。でも思っていたよりは、レースの出来ない時間も早く過ぎたかな。」と語った。
リカルド不在の間、アルファタウリはAT04にいくつかのアップグレードを施し、リカルドはシミュレーターでアップデートされたマシンの感触を確かめたという。ユニークな “サーキット・オブ・ジ・アメリカズでコースに戻るのを楽しみにしているようだ。
「最後に運転したときから現在のクルマは少し進化しているが、シミュレーターは変更やアップデートの成果を知るのに役立った。その効果は少し感じたが、一度コースに出れば、その効果を十分に感じられるようになると思う。」
「裕毅やリアムが初めてアップグレードされたクルマを試したとき、僕はシンガポールにいて、フィードバックやコメントを聞いたんだけど、ほとんどがポジティブなものだった。だから、どんなものなのか直接感じるのが楽しみだ。オースティンでは僕はいつも楽しんできたから、今週末も楽しみなんだ。」
「最近のサーキットとしてはとてもユニークだし、フィジカルなサーキットだ。体力を消耗するけど、僕はそれがチャレンジで好きなんだ。エイペックスもワイドだから、独特のコーナーがいくつかあって、それがこのコースを特別なものにしているよね。」
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