バスール、サインツが感じた燃料の匂いの原因は不明と語る
スクーデリア・フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、カルロス・サインツに障害をもたらしたアメリカGPの出来事について振り返った。
フレデリック・バスールは、アメリカグランプリの序盤にカルロス・サインツがSF-24のコクピット内で感じた燃料の臭いの原因がまだ特定できていないと述べた。彼が「異常」と表現したこの現象は、数コーナー後に収まり、サインツは通常のペースを取り戻し、チームメイトのシャルル・ルクレールに次ぐ2位でレースを終えることができた。
アメリカグランプリのスターティンググリッド3番手からスタートしたサインツは、チームメイトのルクレールに追い抜かれ、最初のコーナーを出た所でトップの座を譲った。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンの後ろにつき、DRSゾーンにいた時、サインツはエンジニアに「コーナー出口でパワーがない」と伝え、さらに不安そうに「車内で強い燃料の臭いがする」と付け加えた。
ステアリングで数回の操作を行い、状況が正常に戻るまでの間に、フェルスタッペンはすでに遠ざかっており、サインツは勝利のチャンスが失われるのを見ることになった。
「コーナー出口で非常にパワーが少なくなるような問題が発生した」と彼はレース後にメディアに語った。「そのせいで数秒のロスがあり、特にマックス(フェルスタッペン)とのDRSを失った」
「そして1.5秒、2秒、3秒という差になると、これはタイヤとマシンバランスにとって最悪の状況で、ピットストップのウィンドウまでただ耐えるしかなかった」
サインツは、チームメイトとの差が大きすぎたため、2位を確保するための戦いを強いられることを認識していた。
「僕たちは非常に早い段階でハードタイヤに交換したが、そこからは非常に快適で自信を持って走ることができ、再び速いペースを出すことができた。週末を通じてこれほど速かったのに勝利を獲得できなかったのは少し残念だが、同時にシャルル(ルクレール)は素晴らしい仕事をし、勝利のポジションを確保するための素晴らしいスタートを切った」
この奇妙な燃料の臭いについて質問されたバスールは、原因がわからないと述べた。
「彼は車内で燃料の臭いを感じた」とバスールは語った。「それは奇妙だった。データには何も見られず、3、4コーナー後には正常に戻ったが、(原因は)わからない」
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