バスール、奇妙な新技術指令に不満
フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、ラスベガスGPのレース週末前夜にFIAが命じた新技術指令について、苛立ちを表明した。
レース週末に先立ち、FIAはフロアにスパークを発生させるブロック(パッド)の取り付け方法を明確にする新技術指令を発表した。この新指令の目的は、チームが規則のグレーゾーンを利用することを防ぐためだ。
この新指令は2025年シーズン開始時に導入される予定だったが、レッドブルがF1の統括機関に圧力をかけ、この規則をより早期に導入させたようだ。レッドブルは一時コンストラクターズランキングをリードしていたが、マクラーレンとフェラーリに追い抜かれたことを忘れてはいけない。シーズン終了まで3レース、タイトル獲得を目指すためにはあらゆる手段が有効だ。
フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、チームがマシンのフロアを修正する必要があったことを明かしたが、FIAが彼らのプランクを完全に合法と判断したことを強調した。
「ああ、何かを変更する必要があったが、FIAはプランクが合法であることを確認してくれた」とバスールは述べた。「戦わなかったのは良い判断だったと思う。なぜなら、このような議論ではなく、チャンピオンシップに集中したいからだ。しかし、アプローチは奇妙だった」
メルセデスやアルピーヌなどの他のチームも、新技術指令に対応してマシンの構成を変更したことを確認している。
アルピーヌの新チーム代表であるオリバー・オークスは、チームが「小さな変更を行う必要があった」と認め、一方トト・ヴォルフは、メルセデスも「同様にフロアの管理方法を変更する必要があった」と述べた。
最後に、この新指令の早期導入の発端となったレッドブルも、この決定の影響を受けている。関連があるかどうかは不明だが、レッドブルはレース週末の開始時に大きな困難に直面し、フリープラクティス2回目で17番手と19番手に終わったことは注目に値する。
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