バスール、スペインGPに自信をもって挑む
フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、ダブルリタイアとなってしまったカナダグランプリの後、今週末のスペイングランプリで再び競争力を取り戻すことを期待している。
モントリオールでは、シャルル・ルクレールがマシンのエンジントラブルでリタイアを余儀なくされ、チームメイトのカルロス・サインツも接触で既に損傷していたマシンがスピンしてダメージを受けたためリタイアした。フェラーリは1ポイントも獲得せずにカナダを去ることになり、シャルル・ルクレールがモナコの市街地で勝利したことと対照的な結果となった。
スペイングランプリを直前に控えて、フレデリック・バスールは、チームがカナダから「貴重な教訓」を得たと考えており、今年の第10戦に向けてかなり自信を示している。「スペイングランプリでは、カナダグランプリ前までのシーズンを通して示してきたのと同じレベルのパフォーマンスで、再び競争力を発揮できるはずだ」とバスールは述べた。
「実際、我々は、2年連続でルマン24時間レースを制覇したばかりのフェラーリ・ハイパーカーの同僚たちの素晴らしい活躍に励まされてバルセロナに到着した」
「我々はモントリオールの週末から貴重な教訓を得ており、今では進歩したと考えてる。冷静に取り組み、自分たちに集中し続けることが重要だ。カタロニア・サーキットは、マシンの総合的な能力を試す場として常に考えられてきたが、ここでいつもの調子を取り戻せることを期待したい」
「しかし、シーズンを通して、我々は予選とレースが100分の1秒単位で争われるのを目にしてきた。細部に至るまで全てを正しく行うことに注意を払うことが肝要となるだろう」
「これは、我々がトップの状態にあることを意味する。各セッションを完璧に実行することによってのみ、我々が実力があると分かっている結果を得ることができる」
スペイングランプリを前に、フェラーリはコンストラクターズランキングでトップのレッドブルに49ポイント差の2位につけている。
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