【ハースF1】スペインGP中に「タイヤが生きたまま食い尽くされた」
ニコ・ヒュルケンベルグは、スペインGP中にハースのタイヤが「生きたまま食い尽くされた」と語った。
結果、ハースF1チーム全体にとって残念な週末となった。土曜日、ヒュルケンベルグは予選8位という素晴らしい成績を収めた後に、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)のグリッドペナルティにより7番グリッド獲得となった。レースはヒュルケンベルグ(ハースF1)が15位、同チームメイトのマグヌッセンが18位に終わった。 他のほとんどのチームが2ストップタイヤ戦略であるのに対し、両チームは3ストップ戦略を使用する必要があった。
「厳しい、難しい。」というのがヒュルケンベルグのレース後のコメントだ。
「1周だけで考えれば一見競争力があるように感じるが、ロングランでは、ペースをつかめていないなど、いくつかの課題がある。」
ヒュルケンベルグはさらに、タイヤのデグラデーションが大きいため、3ストップ戦略は「選択の余地のない戦略」と述べた。
「タイヤがほとんど生きたまま食い尽くされた。スタートの直後から始まり、すぐにグレイニングが発生して、そのまま後退してしまった。」
「早めのストップを選択したが、ミディアムやハードタイヤでも変わらず続いた。」
「当時のペースはメインの競争相手と比べれば問題なかったと思うが、私たちは明らかに1ストップ遅れていた。 追いつくことは不可能で、新しいタイヤを履いても追い抜くことはできなかった。」
「1周で見れば改善されたが、66周を超えるとそうでもない。弱点の解決策を見つけなくてはならない。」
批評家達は、「ヒュルケンベルグが新しいタイヤで無理をしすぎてうまく管理していなかった」と指摘した。
ヒュルケンベルグは自身の行動が意図的だったと語る。「我々は劣勢に立たされている。チャンスを作り出すためには新しい何かを試みなければならない」とし、「最初に5秒セーブしていても、同じ結果だっただろう。」
ハースF1はフェラーリのコンポーネントを多く使用しているが、フェラーリも特にタイヤの激しい劣化という非常に似た問題に苦しんでいる。 両チーム協力してタイヤの弱点に対する解決策を見つけるためには、ハースF1がフェラーリに貴重なデータ提供することが必要だろう。
今のところ、ハースF1の勢いは1周だけしか続かず、他のチームのミスや脱落をチャンスに数ポイントを獲得したいと考えている。
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