ヘルムート・マルコ「ペレスは著しく良くなっている」

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスが昨年の同時期と比べて今シーズン序盤でずっと良いパフォーマンスを見せていると考えている。
特に今シーズンのセルジオ・ペレスの予選のパフォーマンスが著しく改善したことを強調した。

セルジオ・ペレスは2024年にレッドブルとの契約最終年を迎えている。
そして明らかに来シーズン以降もチームから再び信頼されることを望んでいる。
しかしこのシーズンを始めるにあたり、ペレスは昨年と比べて、特に2023年にマックス・フェルスタッペンと比較して弱点だった予選で、必ず進歩の兆しを見せる必要があることを知っていた。

2024年シーズン開幕以来、セルジオ・ペレスは、3グリッド降格のペナルティを科され、6番グリッドからレースをスタートしなければならなかったオーストラリアを除いて、常に予選でトップ5につけている。

ヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスが今年アプローチを変更し、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと同様のマシンセットアップを選択するようになったことが、予選での好成績につながっていると考えている。
マルコによればこれが大きな違いをもたらしているという。

「私が嬉しいのは、チェコ(ペレス)が1年前と比べて今シーズン前半でより良いパフォーマンスを見せていることだ」と、ヘルムート・マルコはグランプリ後のコラムで述べた。

「チェコは、マックス(フェルスタッペン)に絶対勝ちたいと主張してレースに臨むことはもうない。つまり2023年には、スピードが出ない場合、セットアップに関して必死になって独自の道を行くことが結構あったんだ」

「そこで彼は異なるセットアップで技術的にマックスに近づこうとしたが、(今シーズンは)それを諦めた」

「ペレスは今、セットアップの面でマックスとほぼ同じ道を歩んでいる。その結果、彼は時間を無駄にすることが少なくなり、2023年と比べて著しく良くなっている。特に予選でね」

「レースでも文句のつけようがないよ。セーフティカーのタイミングが不運でなければ、中国で2位になっていただろう」

「しかし、彼がトラフィックに巻き込まれると、タイヤを労わる能力を発揮することができなくなってしまう。代わりに、(トラフィックの中で)前進しなければならず、それは一般的に常にタイヤの摩耗に直結する」

5月3日から5日に予定されているマイアミグランプリを控え、セルジオ・ペレスは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに1レース分の勝利に相当する25ポイント差をつけられ、ドライバーズランキング2位につけている。

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