ヘルムート・マルコ、フェラーリとマクラーレンの脅威を警戒
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、フェラーリとマクラーレンが大幅な進歩を遂げたことを受けて、今シーズンの今後のレースでは自分たちのチームが挑戦を受けることを予想している。
前戦のイモラでは、マックス・フェルスタッペンがイモラで優勝を飾った。
だがフェルスタッペンは、レース終盤にマクラーレンのランド・ノリスが追い上げてきた際、彼の快適なリードが雪のように溶けていくのを目の当たりにした。
ノリスはフェルスタッペンからわずか0.7秒差の2位でフィニッシュ。
一方、フェラーリのシャルル・ルクレールは約8秒弱遅れの3位でゴールした。
これら3チーム間の差は、シーズン開幕以来最も小さくなっている。
このことからヘルムート・マルコは、レッドブルは今やマクラーレンとフェラーリに対して一切のミスを犯せない立場にあり、今後の数戦 は接戦になると予想している。
「フェラーリはイモラでマシンをアップデートし、それが機能した。予選ほど速くはなかったが」と、ヘルムート・マルコは、レース後の恒例コラムで認めた。
「おそらく、フェラーリは金曜日の朝にシャルル・ルクレールが最速タイムを出した際、ティフォシの士気を高めるためにやや少ない燃料を搭載していたのだろう。レースでは、ルクレールは優勝者から約8秒差の3位でノリスの後ろでフィニッシュしました。つまり、フェラーリは速かった」
「マイアミでも、そして今回のイモラでも、マクラーレンはミディアムタイヤとハードタイヤを最適な動作ウィンドウに入れることに成功した。マクラーレンもアップデートによって我々に接近し、最近ではレースセットアップの面で最高のパッケージを提示している」
「これらのことから、今後のレースでは我々にとって厳しい戦いになるだろう。サーキットによって、時にはあるマシンに、時にはまた別のマシンに差が出るかもしれない」
「我々が最適なポジションにいなくても…ありがたいことに、我々にはまだマックス(フェルスタッペン)がいる。これがイモラでの勝利につながった」
モナコグランプリを前に、レッドブルはコンストラクターズランキングで268ポイントを獲得しており、2位のフェラーリに56ポイント、3位のマクラーレンには114ポイント先行している。
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