レッドブルF1首脳 「ホンダF1は2026年までレッドブルにコミットしている」
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2025年末には確実に袂を分かつことになるが、レッドブルとホンダF1は今後もF1で協力し続けるとしている。
ホンダが2021年末にF1から撤退することを決めた後、レッドブルは独自のエンジン製造会社であるレッドブル・パワートレインズの計画を開始した。
「我々は対処する必要があった」とヘルムート・マルコはmotorsport-magazin.comに語った。
「そして、昨年、ホンダが続投を決めたとき、我々双方にとって満足のいく共通の道は残されていなかった。我々はすでに独自のエンジンを構築するという勇気と費用のかかる決断を下していた」
最終的にレッドブルは2026年の新しいF1エンジン・レギュレーションに向けて、フォードと提携することを決定。一方、ホンダは新しいワークスチームを模索した。
「昨年11月に2026年のパワーユニットメーカーとして登録し、その後、複数のチームとさまざまな未来について話し合う機会がありました」とホンダの三部敏宏社長は認める。
「その中のひとつがアストン・マーティンで、彼らのチャンピオンになりたいという強い情熱が伝わってきました。私自身、新しいファクトリーを見学し、非常に感銘を受けました」
ヘルムート・マルコは、レッドブルがホンダと2026年の交渉に応じたチームの1つであることを認めた。
「交渉はあったが、誰が何をするかについてホンダと合意することができなかった」とし、フォードはホンダに比べ、現代のF1では「経験がない」としながらも、「バッテリー面では大いに貢献できる」、さらに現在から2025年末までの期間については「ホンダがアストン・マーティンのプロジェクトに気を取られる心配はしていない」と語る。
「すでに製造されたすべてのエンジンは、多かれ少なかれ期待されるレベルに達している」とも述べ、「また、2025年まで優先順位が変わることはなく、我々と同様に、より多くの優勝を獲得するために全力で取り組み続けるという確約を書面による保証も受け取った」とマルコは付け加えた。
ホンダ・レーシングの渡辺康治社長もこれに同意する。
「大まかに言えば、レッドブルとHRCの関係はあまり変わらないと思います。これからも磨きをかけていくことになると思います」と渡辺社長は語った。
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