ホーナー、フェルスタッペンが2028年までの契約を満了するのは「確実」と話す

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが他のチームに移籍するのではという噂を受け、彼がチームとの契約を満了することは”確実”だと語った。

フェルスタッペンに移籍の噂

先週バーレーンで行われた開幕戦で優勝したフェルスタッペンは、2028年末までレッドブルと契約を結んでいる。しかし、3度のワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、契約満了前に別のチームでレースをする可能性があるとの憶測が流れている。一部では、フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任として、レッドブルのライバルであるメルセデスに移籍するのではないかと言われている。

「私は彼が(残りの契約を)全うすると確信している」とホーナー。「彼の周りには素晴らしいチームがあり、彼はそのチームに大きな信頼を寄せている。」

「我々は一緒に多くのことを成し遂げてきた。彼は2028年までの契約にコミットしている。チームの側からも、マックスの側からも、我々はすでに達成した成功をさらに積み重ねていくことを決意している。55勝はすべてレッドブルのマシンで、表彰台もすべてレッドブルのレーシングカーで獲得したものだ。それをさらに積み重ね、将来的にはさらに多くの賞を獲得したい。」

フェルスタッペン父とホーナーの話し合い

ホーナーのコメントは、木曜日にサウジアラビアで行われた記者会見でマックスの父ヨスとの間に緊張関係があるとされることについて質問された後に出された。また、この質問に対しホーナーは、2人が前に進むことに合意したことは「みんなのためになる」と付け加えた。

この発言を受けてフェルスタッペンの父と話をしたかと尋ねられたホーナーは、次のように答えた。「(フェルスタッペンが優勝した)バーレーンGPの後にヨスとは話したよ。当然だが彼の息子のパフォーマンスを祝福し、我々は前進し、未来に集中することで合意した。」

「彼の息子に最高のマシンを提供し、彼から最高の力を引き出すことが、私たち2人の共通のゴールだ。彼は可能な限り最高の形でシーズンをスタートしたし、傑出した才能を持っているから、我々は彼に競争力のあるマシンを提供し続けたいね。」

ヨス・ファースタッペン
ヨス・フェルスタッペン(左)ヘルムート・マルコ(右)

チームの焦点は今後に向けて団結すること

意見があったことは分かっているし、レース後に議論があったこと。だが、みんなが注目しているのは将来のことだ。チームの焦点はこれまで懸命に戦って勝ち取った両方の世界タイトルをどう守っていくかだ。マックスの3連覇、彼が達成した55勝、チームとして達成した114勝をね。これでグランプリ優勝数でウィリアムズとならんだ。」

「我々の焦点は将来にある。だからバーレーンでのレース後、話し合いが行われ、今は皆が前を向いている。」

また、ホーナーは、今週末サウジアラビアを離れているヨスとの間で話がまとまったかどうか、具体的に尋ねられ、こう答えた。「当事者間のプライベートな話し合いのすべてを公開するつもりはない。しかし、話し合いは必然的に行われてきたし、チームは目の前の挑戦に集中している。」

「チームはこれからのシーズンに集中している。バーレーンでは圧倒的なレースができたが、今後のレースではそれを期待していない。そしてライバルたちのことはよく理解している。チームがひとつにまとまっていなければ、このような結果は得られない。あのような差をつけてレースを制し、ワン・ツー、ファステストラップ、ポールポジションを達成するには、チーム全体が調和していなければならない。」

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