ハミルトンのフェラーリ移籍に「クールだ」とフェルスタッペン
レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが、ルイス・ハミルトンが2025年にフェラーリのドライバーになるというシーズンオフの重大ニュースについて意見を述べた。
RB20の発表イベントに集まった2人は、メルセデスのルイス・ハミルトンが下した衝撃的な決断について異なる見解を示した。
フェルスタッペンは複数のシーズンにわたってハミルトンと対決し、最近ではフェラーリとも多くのバトルを繰り広げてきたが、フェルスタッペンはレッドブルで長期契約を結んでいるため、今後のドライバー市場やハミルトンの超大型移籍に関心を寄せている。
フェルスタッペンは次のように語った。 「結局のところ、もしフェラーリのドライバーになりたくて、特にそれがルイスのようにすでに多くのことを成し遂げている人であれば、それが彼の夢であり目標であれば……。そうだね、繰り返しになるが、メルセデスやフェラーリで彼らがどのような話し合いをしてきたのか、何が約束されているのか、彼らが何を考えているのか、僕たちは知らない。」
「なぜそのような決断を下したのか、僕たちの側から正直な評価を下すことはできないよ。もし彼がその移籍に満足しているのであれば、僕はそれがクールだと思うし、もちろん彼らのためにもそれが成功することを願っている。」
ハミルトンがフェラーリで成功を収めれば、フェルスタッペン自身の成績にも直接的な影響を与えることになるが、フェルスタッペンは新型マシン発表イベントでもいつものようにリラックスした様子だった。
昨年、メルセデスとフェラーリの両チームを完膚なきまでに打ち負かしたフェルスタッペンは、2024年のチャンスを確信しているに違いない。そしてまた彼も、将来のフェラーリへの移籍を完全に否定してはいない。
「フェラーリというブランドには敬意を持っているから、失礼な言い方とかしたくないんだけど、僕は今の状況に満足しているんだ。」
「今の環境は居心地がいいから、何かを変えようとかそういうことはないけど、やっぱり人生、常に経験したいから、今後も絶対にないとは言い切れないけどね。でも今の僕にとっては、頭の片隅にもないことだよ。」
フェルスタッペンのチームメイトであるペレスは、2025年のドライバー市場の動きの一端を担う可能性があることを考慮し、この”興味深い”ニュースを慎重に評価した。
「このダイナミクスは、外から見ていれば面白いと思う。チームを移籍するドライバーがいて、チームが情報を共有することにどんな気持ちになるのかわからない。明らかにルイスは長年メルセデスにいて、多くの知識を別のチームに持っていくだろうからね。」
「ほとんどのドライバーは、その年のドライバー市場のもっと早い時期に物事を進めたいと思っているだろう。でも僕のほうは、素晴らしい1年を過ごすことだけに集中しているから、あまり気にしていないよ。」
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