ジェームス・ボウルズ「かつてのウィリアムズではない」
ウィリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズは、自身の率いるチームが過去のウィリアムズとはもはや関係がなく、グローブを拠点とするチームが新たな時代を切り開していくと強調した。
2020年、ウィリアムズファミリーはアメリカの投資ファンドであるドリルトン・キャピタルにチームを売却する決断を下した。しかし、ウィリアムズはその名前とイギリス国内の拠点を残した。新オーナー誕生により、これまで先送りされてきた多くの投資を実行できるようになり、グローブ拠点のチームは過去のウィリアムズチームからかけ離れたものになった。
「私がメルセデスを離れてここに来た理由は、これがもはや過去のウィリアムズではないからだ」とボウルズはモントリオールで語った。
実際、昨年ウィリアムズは何シーズンも最下位に低迷した末、コンストラクターズランキングで7位を獲得した。ウィリアムズは今や手段を得て、来シーズンには「グリッドで最高の」ドライバー体制を目指している。
アレックス・アルボンがウィリアムズと複数年の新契約を交わしたが、もう1席が空いており、ボウルズはフェラーリを離れるカルロス・サインツに白羽の矢を立てていることを明かした。「言えることは、カルロス(サインツ)が最優先ターゲットだということだ」と、フェラーリの現役ドライバーについて述べた。
「私たちはグリッドで最高のドライバー体制を手に入れる準備ができている。もしそれが実現すれば、まったく新しい時代に入ることになる。このチームを過去の栄光の地点に立て返すため、数千万から数億円単位の投資を行っている」
「裏で進行している素晴らしい契約が徐々に表に出てくるだろう。12ヶ月前から続く努力が今やって来て、前に進む十分な理由ができた」
「長年10位に低迷していたチームだった。昨年は7位となり、今シーズンはスタートを完璧に切れなかったが、私たちから目を離さないで欲しい」
「レース毎にマシンのパフォーマンスを向上させている。過去とは全く異なるチームになりつつある」
2024年シーズン開幕から9戦を終え、ウィリアムズは合計2ポイントを獲得して、コンストラクターズランキングで9位につけている。
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