【ラスベガスGP】ストロール、イエローフラッグ中の追い越しにより5グリッド降格ペナルティ

アストンマーティンのランス・ストロールは、フリー走行3回目でイエローフラッグ中にカルロス・サインツを追い抜き、ラスベガスGPで5グリッド降格ペナルティを言い渡された。

セッション中、アレックス・アルボンがターン5でバリアに接触しイエローフラッグが振られていたが、ウィリアムズのマシンから左後輪タイヤが外れてサーキットの端に沿って転がり、スチュワードはセッションを赤旗中断した。

その後、リプレイではダブルイエローが振られている中、ストロールがサインツを追い抜く様子が映され、スチュワードは後にこの件に関してアストンマーティンのドライバーを調査すると発表した。

ダッシュボードを見て「頭を下げていた」と話したドライバーとチーム代表者と話し、入手可能なデータや証拠映像も調査した結果、スチュワードはストロールはこういったインシデントを避けるためにもっと注力すべきだったと判断し、レースで5グリッド降格を言い渡した。

「18号車がストレートに沿ってマーシャルポスト12.9に近づいたとき、マーシャルポスト12.9ではダブルイエローが振られた」とスチュワードの声明には書かれている。「18号車のオンボード映像には、明らかに視認可能な状態のフラッグを通過した後、18号車は55号車を追い越した。」

「18号車のドライバーは、ダッシュボードに視線を落とし、また前方のフェラーリに集中していたため、フラッグを見逃したと述べた。黄色のライトパネルは表示されていなかったが、旗とライトパネルが同じ意味を持つことは規定で明らかである。」

「したがって、ペナルティに関しては標準的なペナルティガイドラインが適用されることになる。また競技者は、FIA国際スポーツ規約第15条およびFIA裁判及び懲罰規定第4章に従い、適用される期限内にスチュワードの特定の決定に対して異議を申し立てる権利があることを告知されている。」

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