F1王者フェルスタッペン、インディ500への出場は「絶対にない」
インディ500に参戦して「トリプルクラウン」を目指す可能性についてレッドブルのマックス・フェルスタッペン選手が明らかにした。
2023年にF1モナコGPと同じ週末に開催されるインディ500。伝統的な枠で開催され、現役F1ドライバーがグリッドに並ぶ可能性はゼロに。
マクラーレン・ホンダをドライブしていたフェルナンド・アロンソが2017年にシーズン中に参戦した以来、現役のF1ドライバーがレースに参加したことはない。
また、元F1ドライバーのマーカス・エリクソンは昨年のインディ500で優勝して話題に。2023年のレースではマクラーレンF1リザーブドライバーのアレックス・パロウがポールポジションからスタートすることに。
しかし、フェルスタッペンはいわゆる『Greatest Spectacle in Racing(レースにおける最大のスペクタクル)』に挑む気になるだろうか?
「インディカーを見るのは好きだ。そこには多くの素晴らしいドライバーがいると思うし、僕がレースで対戦した人たちもいる。彼らと良い関係を築いているし、彼らの活躍を見るのが好きだ」とフェルスタッペンはメディアに話した。
「でも、僕がインディ500をドライブする? 絶対にない。現地に行って観戦するかもしれないけど、レースはしない。」
アロンソを見習いたいと考えているフェルスタッペン。
2018年シーズン終了後にマクラーレンと決別したアロンソは、2年間のF1サバティカルでル・マン2冠とデイトナ24時間耐久レースで優勝している。
アロンソは2006年のF1モナコGP、そして2018年と2019年のル・マン24時間レースでの勝利で、トリプルクラウンの3分の2を獲得している。
フェルスタッペンは2028年にレッドブルとの契約が切れる際に機会があればアロンソを見習いたいと語ったが、競争力のあるクルマでなければF1復帰の意味はほとんどないと考えている。
「僕はまだ若いけど、フェルナンドがやったように、ある意味で他の競技もやってみたいといつも言っている」とフェルスタッペンは語った。
「でもたくさん勝っているとき、あるいは少なくとも上位を走っているときは、戻ってくるだけの価値があるものでなければならない」
「だって、もし復帰しても勝つ見込みがなかったら、モチベーションを上げるのはもっと難しいだろうからね」
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