リカルド、夏休み前に実力を証明する必要があることを認識
Visa Cash App RBのダニエル・リカルドは、自身のF1での将来に関してヘルムート・マルコが最近メディアで発言したことにあまり注意を払っていないと述べた。リカルドは、来年シートを維持する価値があることを結果で証明するために、自身の仕事に集中することを選んでいる。
今週初め、ヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドが来シーズンからVisa Cash App RBでリアム・ローソンに交代する可能性があることを示唆した(ここから読む)。特に、チームの株主が若手ドライバーを起用することの重要性を強調したためだ。
ヘルムート・マルコの発言についてどう思うか尋ねられたダニエル・リカルドは次のように答えた。「実際、ここに来るまで何も知らなかった」とリカルドは木曜日にシュピールベルクで述べた。
「それについて特に何も感じない。このスポーツで最も重要なのはパフォーマンスだということはわかっている。それだけだ。それが僕がここに留まる最高のチャンスを与えてくれるはずだ」
「僕の笑顔や他の何かではない。トラック上でのパフォーマンスだ。夏休みまでには良い機会があると思う。そこまでが期限だとは思わないが、明らかにそれはシーズンの前半で何が起こったかを見る時期だ」
「自分にできることをしようとしている。バルセロナを振り返ると、15位に興奮するのは難しいが、自分のレースには本当に満足している」
「だから今、カナダと連続して少なくとも2つの良い週末があったと言える。それは確かに今年苦労してきたこと、つまり良い結果を連続して出すことだ」
「2つでは明らかに十分ではない。少なくとも僕がやりたいことにとってはね。でも、まだ2つ残っている(オーストリアとシルバーストーン後、休暇前にはまだ2レース残っている)。休暇に向けてある程度の勢いを持って臨むチャンスはまだある」
「ヘルムートの発言については、正直なところ、大丈夫だよ。それは僕がこれからすることを変えるものではない」とダニエル・リカルドは付け加えた。
近々、リアム・ローソンはテストの一環としてイタリアのイモラサーキットでF1マシンのハンドルを握る予定だが、リカルドは、ローソンがこのテストで速いかどうかを気にしていないと断言した。
「ローソンのテストはしばらく前から予定されていたと思う。リアムが素晴らしいテストをすれば、リアムにとって良いことだ。僕にはそれをコントロールする力はないし、彼に悪いことを望んでいるわけではない」
「現在僕がクルマに乗っているから、僕にできることをすべてコントロールするのは僕の仕事だ。もし僕がオーストリアで大成功を収め、次のレースのシルバーストーンで大成功を収めれば、話は変わると思う」
「僕ができる最高のパフォーマンスを発揮する必要がある。モントリオールの予選での5位がヘルムートを笑顔にさせたことは確かだ。もし僕がそれをもう数回できれば、良いことだと思う。それは常にパフォーマンス次第だし、ああ、それに集中し続ける必要がある」
レッドブルの誰かから、若手のリアム・ローソンにより、リカルド自身のシートが危険にさらされているという話を聞いたかどうか尋ねられたとき、ダニエル・リカルドは次のように答えた。「いや、何も聞いていない」
「プレッシャーも、最後通牒も、そういったものは一切ない。僕は長い間このスポーツをしてきて、毎週末尻を蹴られ続けると、いつかは誰かが『おい、パフォーマンスを強化しろよ、さもないと…』と言ってくるのを知っている…でも、そういうことはなかった」
「すでに言ったように、時々良いレースをするだけでは十分ではないことは承知しているが、それも僕が望むところではない。奇妙な浮き沈みは望んでいない」
「クリスチャン(ホーナー:レッドブルのチーム代表)からも、ローラン・メキース:VCARBのチーム代表)からも、みんなからも良いサポートを受けていると思う。彼らはできることをしてくれているが、クルマに乗っているのは僕だから、もっと僕がプッシュする必要がある」
オーストリアグランプリを前に、ダニエル・リカルドはわずか9ポイントしか獲得しておらず、ドライバーズランキングで12位につけ、チームメイトの角田裕毅に10ポイント差をつけられている。
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