【オランダGP】リカルド、左手首骨折によりローソンと交代へ
ダニエル・リカルドは金曜日の練習中のクラッシュで手を骨折したため、オランダGPを欠場となり、リアム・ローソンが代役を務めることとなった。
リカルドは、2023年シーズンにマクラーレンで彼の後任となったオスカー・ピアストリに続いて、FP2の序盤にザントフォールトのターン3でバリアに突っ込み、その場でセッションを中断した。
その後のリプレイでは、壁に衝突した際にステアリングホイールを握ったままリカルドの手がコックピット内で振り回され、車から降りた際には目に見えて手首の違和感を示していた。
メディカルセンターに運ばれた後、地元の病院にも運ばれたが、左手の中手骨を骨折のためF1復帰以来3度目となるはずだったレースに参加できないというニュースがアルファタウリから届いた。
彼の代わりに、今年日本を拠点とするスーパーフォーミュラ選手権に参戦している、レッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーであるローソンが就任する。
ローソンは10月の鈴鹿でのシーズン最終戦ダブルヘッダーを前にスーパーフォーミュラのランキングで2位になり、カレンダーの区切りにリカルドの代役を勤めることになった。
彼はグランプリに出場する10人目のニュージーランド人選手となる予定で、2017年と2018年にトロロッソ(現アルファタウリ)でレースを戦ったブレンドン・ハートレー以来のこととなる。
昨年、ローソンはベルギーGPのFP1中にアルファタウリでF1デビューを果たし、その後メキシコでチームとして2度目の出場を果たした。その後アブダビでレッドブルとともに遠征した。
アストンマーティンのランス・ストロールは、プレシーズンテストに向けた数日間のトレーニング中のクラッシュで手首の骨折とつま先の骨折を負った。リカルドはそれに続き、2023年に骨折に見舞われた2人目のF1ドライバーとなる。
ストロールはテスト開始の5日前である2月18日土曜日に負傷し、彼は3月3日金曜日にマシンに戻った。事故からわずか2週間後の3月5日日曜日にレースに臨んだ。
今週末のザントフォールトでのレースの直後にイタリアGPが控えているため、リカルドがモンツァでは出場できるか疑問を投げかけられている。