メルセデスへの妨害行為告発メール、警察発表では「犯罪ではない」
メルセデスに対し警察は、ルイス・ハミルトンのマシンがチームメイトのジョージ・ラッセルを有利にするために「妨害されている」と主張するメールの送信者による刑事犯罪は犯されていないと通知した。
F1で常勤するすべてのジャーナリストに送られた匿名のメールでは、メルセデスチームとチーム代表であるトト・ヴォルフは、ハミルトンのマシン、戦略、メンタルへの「組織的な妨害」をチームメイトの利益のために行っていると非難していた。このメールではまた、「卑劣な」行動が進行中で、チームが「危険な道」に向かっていると主張されている。
先週末バルセロナでのプレスカンファレンスでこの件についてトト・ヴォルフは、メルセデスがこれらの告発の責任者を見つけるために警察に捜査を依頼したこと、そしてチームのメンバーではないと確信していることを示唆。「これはチームのメンバーからのものではない」とヴォルフは述べた。
「このような種類のメールを受け取ると…私たちは山のように受け取っているが、特に誰かが死やそういったことについて話すとき、動揺させられる。この特定のケースについて、私は徹底的に調査するよう要請した。警察が捜査中だ」
「IPアドレスを調べ、発信源を追跡している。これはすべて、オンライン上でのヘイトをやめさせるためだ。人々は電話やコンピューターの後ろに隠れて、このようなやり方でチームやドライバーに危害を加えることは許されない」
「一部の陰謀論者や狂人たちが何を考えているのか分からない。ルイスは12年間チームの一員であり、私たちには友情があり、信頼し合っている。私たちはこれを素晴らしい形で終わらせたい。私たちの関係を祝福したいんだ」
「もしそれを信じられないなら、私たちがコンストラクターズチャンピオンシップを獲得したいと思っていることを信じてほしい。そして、その仕事の一部は両方のクルマを勝たせることだ。だから、これらの狂人たちは精神科医に行くべきだ」
警察の捜査終了
6月25日火曜日、ノーサンプトンシャー警察はPA通信社に次のように述べた。「ノーサンプトンシャー警察は6月12日に、メルセデスAMG F1チーム内で流通していたメールに関する報告を受けた。刑事犯罪は確認されなかったが、チームが今後受け取る可能性のある他のメールに関するアドバイスが提供された」
具体的には、ノーサンプトンシャー警察はメルセデスチームに対し、将来同様のメールを受け取った場合には直ちに警察に通知するよう要請した。
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