苦戦するメルセデス、マクラーレンの進歩に「勇気づけられる」
メルセデスにとって今シーズン序盤は予想以上に厳しいものとなっている。
だがマクラーレンが実現した進歩は(マクラーレンは今シーズン初優勝を飾った)、トト・ヴォルフ曰く非常に勇気づけられるものであり、何が可能かを示していると語った。
先週末のマイアミでは、メルセデスはマシンにいくつかのアップデートを施したが、優勝争いをすることは叶わなかった。
ルイス・ハミルトンは6位でフィニッシュし、チームメイトのジョージ・ラッセルは8位だった。
メルセデスはW15でより多くのパフォーマンスを引き出すために休みなく働き続けており、顧客チームであるマクラーレンが先週末のマイアミグランプリで優勝したことを喜ぶしかない。
マクラーレンのMCL38は、今シーズン6戦目を前に10ものアップデートを遂げたのだ。
レース後、メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフは過去12ヶ月間のマクラーレンの仕事ぶりを称賛。
マクラーレンにパワーユニットを供給しているメルセデスのパワーユニット部門の仕事への称賛も忘れなかった。
「まず、マクラーレンとランド(ノリス)に祝福を。彼は長い間初優勝を待ち望んでおり、今日は非常に堅実なレースをした」と、トト・ヴォルフはレース後に語った。
「マクラーレンは昨年から上昇軌道にあり、それを見るのは良いことだ。何が可能かを示している」
「メルセデスのパワーユニットの設計、製造、運用に関わるブリックスワースのハイパフォーマンスパワートレインズ部門のすべての人にも祝福を送りたい」
メルセデスのエンジニアリング・ディレクター、アンドリュー・ショブリンは、トト・ヴォルフの発言に同調し、マクラーレンの進歩を「勇気づけられる」と評価した。
「今日のチームとドライバーのパフォーマンスは非常に印象的だった」と、ショブリンはマイアミでのマクラーレンのパフォーマンスについて語った。
「彼らは素晴らしい仕事をしたし、優勝に値する。彼らに追いつくには仕事が必要だとわかっているが、12ヶ月でこれだけ進歩したのを見るのは励みになる」
「もちろん我々の目標はマシンをより速くすることだ。良い開発が準備されており、できるだけ早くマシンに導入できるよう最善を尽くす」と彼は力説した。
マイアミグランプリ後、メルセデスはコンストラクターズランキングで依然4位につけており、顧客チームのマクラーレンに60点の差をつけられている。
【関連記事】
- ラッセル、メルセデスにW15の開発をさかのぼることを提案 – Shiga Sports
- マイアミパドックで話題沸騰のアンドレア・キミ・アントネッリ – Shiga Sports
- ラッセル、マイアミでSQ2ダブル敗退後に答えを探す – Shiga Sports
- メルセデス、マイアミで中国と同じシナリオを繰り返さないことを誓う – Shiga Sports
- ルクレール、マクラーレンのペースを懸念 – Shiga Sports