【アメリカGP金曜日レポート】角田裕毅「今日悪くなかったペースを維持したい」

Yuki Tsunoda Austin
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好天に恵まれたテキサス州オースティン。照り付ける太陽が美しく、気温は一時34度を超えるほどとなった。

パドックには多くの人が訪れており、スポンサーのVIPゲストも多く見かけることが出来た。

現地では先日マクラーレンから発表された、ドライバー育成プログラムとして現在F1アカデミーで活躍する18歳のビアンカ・ブスタマンテの話題で持ちきりだった。これはマクラーレンの新人育成プログラムに女性ドライバーを起用した歴史上初の快挙である。

【マクラーレン】育成プログラムに史上初となる女性ドライバーを採用 – Shiga Sports Japan

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フリー走行ではミディアムタイヤを履いたアルファタウリの角田裕毅が序盤に4番手、今回復帰したチームメイトのダニエル・リカルドは8番手につけた。

終盤にはソフトタイヤで角田が好タイムをマーク。

結果としてはフリー走行を角田は13番手、リカルドは14番手でフィニッシュ。アルファタウリはミディアムタイヤで競争力がありそうだ。

2023年 アメリカGP フリー走行 結果・タイム

1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分35秒912
2.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分36秒068
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分36秒193
4.セルジオ・ペレス(レッドブル) – 1分36秒212
5.ケビン・マグヌッセン(ハース) – 1分36秒472
6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分36秒474
7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分36秒492
8.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分36秒533
9.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) – 1分36秒702
10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分36秒705
11.ローガン・サージェント(ウィリアムズ) – 1分36秒987
12.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分37秒066
13.角田裕毅(アルファタウリ) – 1分37秒104
14.ダニエル・リカルド(アルファタウリ) – 1分37秒152
15.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分37秒256
16.周冠宇(アルファロメオ) – 1分37秒418
17.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ) – 1分37秒517
18.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分37秒840
19.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分38秒420
20.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分39秒940

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予選では角田がQ1を1分35秒913、5番手のタイムで突破。リカルドも1分36秒213、15番手のタイムで突破した。

残念ながら2台共にQ2敗退となってしまったが、角田は11番手を獲得。10番手でフィニッシュしたレッドブルのセルジオ・ペレスとの差は僅か0.018秒であった。

ポールポジションを獲得したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。2番手にはマクラーレンのランド・ノリス、3番手にはメルセデスのルイス・ハミルトンが並んだ。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンはポールポジションに届くタイムをマークしたものの、トラックリミット違反によりタイム抹消。6番手という結果に終わった。

2023年 アメリカGP 予選 結果・タイム

順位NoドライバーチームQ1Q2Q3
116シャルル・ルクレールフェラーリ1分36秒0611分35秒0041分34秒723
24ランド・ノリスマクラーレン1分35秒1101分35秒4411分34秒853
344ルイス・ハミルトンメルセデス1分35秒0911分35秒2401分34秒86
455カルロス・サインツフェラーリ1分35秒8241分35秒3021分34秒945
563ジョージ・ラッセルメルセデス1分36秒1651分35秒6061分35秒079
61マックス・フェルスタッペンレッドブル1分35秒3461分35秒0081分35秒081
710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分36秒1581分35秒4961分35秒089
831エステバン・オコンアルピーヌ1分36秒1311分35秒4131分35秒154
911セルジオ・ペレスレッドブル1分35秒9991分35秒6791分35秒173
1081オスカー・ピアストリマクラーレン1分36秒0641分35秒5761分35秒476
1122角田裕毅アルファタウリ1分35秒9131分35秒697 
1224周冠宇アルファロメオ1分36秒0521分35秒698 
1377バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分36秒0821分35秒858 
1420ケビン・マグヌッセンハース1分36秒0091分35秒880 
153ダニエル・リカルドアルファタウリ1分36秒2131分35秒974 
1627ニコ・ヒュルケンベルグハース1分36秒235  
1714フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分36秒268  
1823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分36秒315  
1918ランス・ストロールアストンマーティン1分36秒589  
202ローガン・サージェントウィリアムズ1分36秒827  

予選後にリカルドは「タイヤに関しては最後のほうは少し苦戦したと思うよ。それについてはこの後、確認する必要があるね。」

「今日の結果と手に関しては関係ないよ。結果がもう少し良かったら嬉しかったんだけどね。約2か月くらいレースをしていなかったから、今日は良い日だったよ。暑くて、体力的にも厳しいサーキットではあるけど、上手く乗り切れたと思う。」

「1セッションだけで言うのは難しいけど、マシンは良くなっていると思うよ。ただ、予選を通してプッシュすればするほど、マシンが持ちこたえられなくなるような感覚があった。」とコメントした。

予選後のダニエル・リカルド

角田は「あと少しのところでトップ10を逃してしまった。そこはフラストレーションがあるが、悪くはなかったと思う。」

「マシンの手ごたえとしては、予選はいつもまぁまぁだから、決勝でどこまでいけるかというところだね。バランスは悪くないし、ロングランも練習で見る限りでは良い。ただ、決勝になるとまた違うはずだから、今日悪くなかったペースを維持していきたい。」と答えた。

予選後の角田裕毅
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