フェルスタッペン、ニューウェイのレッドブル離脱について語る

マックス・フェルスタッペンは、エイドリアン・ニューウェイがチームを離れるというニュースを受けて、自身がレッドブルを去ることは考えていないと主張。
自分の周りには「強力なグループ」がいて、バトンを引き継ぐことができると述べた。

レッドブルに約20年在籍し、これまでにコンストラクターズタイトル6回、ドライバーズタイトル7回に貢献してきた伝説的デザイナーのニューウェイが、2025年の第1四半期にチームを離れることが今週初めに発表された。

ニューウェイの離脱について、そしてそれが自身のレッドブルでの将来について疑問を抱かせたかどうかを尋ねられたフェルスタッペンは、次のように答えた。
「いや、今のところはそうではない」

「以前にも言ったように、常に最速のクルマを持つことが重要だと思う。それによって、何が正しいかを考えるのがずっと楽になるからね。僕たちには本当に強力なグループがいる。一般的に公ではあまり語られていないかもしれないけどね」

「それは構わない。彼らは自分がすべきことを知っているし、チームにとっての自分の価値を知っている。現在のクルマでの成功にどれほど重要であったかも知っている。僕たちは働き続けるだけだ」

フェルスタッペンとペレスは、レッドブルでニューウェイがデザインしたクルマで多くの成功を収めている。

ライバルから適切なオファーが出された場合、財政面でも機会面でも、レッドブルを離れることを考えるかどうかについてさらに追及されたフェルスタッペンは、次のように付け加えた。
「結局のところ、僕にとってお金の問題ではないよ。チームで今得ているものにはすでに非常に満足している」

「最速のクルマを持つことが本当に重要で、もちろん良い環境も必要だ。それが現在僕たちが持っているものであり、僕が求めたものだ」

この状況について自身の見解を語ったペレスは、「理想的ではない」と認めつつも、ニューウェイが「おそらく別のことをしたい」と考えていることを踏まえると、ニューウェイの決断は「公正」だと表現した。

ニューウェイが他のチームに与える影響については、次のように続けた。
「彼の経験を考えると、明らかにレッドブルの哲学に大きく貢献してきた。彼が行く先々で、何をするにしても、即座に影響を与えるだろう」

「彼は非常に賢く、非常に勤勉な男だ。エイドリアンと一緒に働いて…彼はデザイナー以上の存在だよ。戦略や、セットアップにも影響を与えることができ、レース週末にもその影響力を持っている。レース週末に彼が傍にいるのは素晴らしいことだった」

しかし、フェルスタッペンが触れたようにペレスは、ニューウェイが身を引く中、テクニカルディレクターのピエール・ワシェ、空力部門のトップであるエンリコ・バルボ、パフォーマンスエンジニアリングのトップであるベン・ウォーターハウスらがレッドブルを最前線に留めることができると信じていると表明した。

ニューウェイの決定に続く多数の離脱を避けることについて尋ねられたペレスは、次のようにコメントした。
「誰もがチームに全力を尽くしていると思う。僕たちは再び素晴らしいシーズンを過ごしていて、未来は明るい。このような動きがあるのは普通のことだと思う。これ以上の変更は見えない」

「レッドブルは素晴らしい状態にあり、ピエール、エンリコ、ベンと非常に優れた強力な組織を持っている。空力グループ全体が非常に強力だよ」

「僕たちは将来を楽しみにしているだけだ。過去に、これらの大きなチーム、大物が去ったときにも、彼らは常に成功を収めてきた」

「クリスチャン（ホーナー：レッドブルのチーム代表）は、レッドブルで起こるであろう次の世代を準備するのに素晴らしい仕事をしたと思う」

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