周 冠宇、2025年にフェラーリ加入の可能性
来シーズンのザウバーでの契約更新が見送られた周 冠宇が、フェラーリで再起を図る可能性が出てきた。
2022年、アルファロメオで初めてのグランプリで1ポイントを獲得した周冠宇は、その後、実際に印象的な活躍を見せることはなかったように思える。
周は、2022年と2023年にわずか6ポイントを獲得したのみで、今シーズンはポイントを獲得できていない。ただし、現在のマシンはトップ10入りが困難な状況にあることは確かだ。
2025年、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレートという完全に新しいペアを起用するザウバーでレギュラーシートを失った周は、フェラーリに加入する可能性がある。
2025年にフェラーリのリザーブドライバーに?
Corriere della Seraによると、周はハースでレギュラー昇格するオリバー・ベアマンの後任として、2025年にフェラーリのリザーブドライバーになる可能性があるとのことだ。「周は来年、フェラーリのリザーブドライバーとして期待されている」とイタリアメディアは伝えている。
RacingNews365はその後、フェラーリが周の選択肢の一つであることを確認したが、契約はまだ締結されていないと付け加えている。同メディアはまた、周が「相当な資金援助」をもたらすとも指摘した。
もしこれが発表されれば、2014年から2018年までフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属していた周にとって復帰となる。リザーブドライバーとしての役割で、周はレギュラードライバーとしての経験を活かし、特にフェラーリのシミュレーター作業で貢献できる可能性がある。中国人ドライバーの採用は、商業的およびマーケティング的な観点からもイタリアのブランドにとってメリットとなるだろう。
2025年のフェラーリ加入の可能性がある前に、周は2024年の残り3レースを活用する必要がある。これらのレースはF1での最後のレースとなる可能性があるからだ。今年はポイントを獲得できておらず、ザウバーのドライバーはドライバーズランキングで21位につけており、23位で最下位のチームメイト、バルテリ・ボッタスより2つ上の順位だ。2024年の最高成績は、シーズン開幕戦のバーレーンでの11位だった。
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