ルクレールとサインツ、困難な中国GPを説明
シャルル・ルクレールは、中国グランプリでのハードタイヤでの自身とフェラーリの相対的なペースの欠如は「大きな驚き」だったと認めた。
フェラーリは表彰台獲得を逃し、4位と5位という結果に甘んじなければならなかった。
ルクレールとチームメイトのカルロス・サインツはレース序盤から苦戦を強いられ、オープニングラップでメルセデスのジョージ・ラッセルとハースのニコ・ヒュルケンベルグが前に出たことでトップ10の最後尾まで後退。
再び前に出るために奮闘しなければならなかった。
レースが落ち着いてくると、両フェラーリとマクラーレンのランド・ノリスが、ミディアムからハードタイヤへの1ストップ作戦を試みていることが判明した。
一方、先頭のレッドブルlのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは2回のピットインを選択した。
ノリスは、バーチャルセーフティカーと2回のフルセーフティカーを最大限に活用してペレスをクリアしたが、ルクレールは、これらの介入がフェラーリの努力を妨げたと感じたようだ。
ルクレールとサインツは、SF-24に不利だったハードタイヤでの特に長いスティントの後、4位と5位に終わった。
自身のレースを振り返り、午後のレース展開でマクラーレンのパフォーマンスがフェラーリに比べて驚きだったかどうか尋ねられたルクレールは次のようにコメントした。
「チームとしては、僕たちのレースペースは非常に強いと確信していたと思う」
「でも、今回までハードタイヤを履いていなかったから、ハードタイヤを履いた途端、予想以上に遅くなったのは大きな驚きだった。特にマクラーレンはハードでかなり強かった」
「とはいえ、セーフティカーによってみんなと同じ作戦になってしまったから、僕たちは不利な立場に置かれたと思う。そのときまでは、とてもいい仕事ができていたし、素晴らしいレースができると確信していた。その後はもっと難しくなってしまった」
ルクレールの唯一のピットストップはバーチャルセーフティカーの下で行われたが、サインツはその直前にピットインしていたため、チームメイトに比べて貴重な数秒を失った。
「僕たちにとっては少し厳しいレースだった」とサインツは語った。
「まず、スタートを見直す必要があると思う。1コーナー、2コーナーで変な走行ラインがあって、そのせいでメルセデスとハースがシャルル(ルクレール)と僕の両方を抜いて、おそらくレースタイムを少し失ってしまった」
「そして、セーフティカーのタイミングが理想的ではなかった。みんなが僕の前に新しいタイヤを履くことができて、僕は最後のスティントでかなり使い古したタイヤを履いたままになってしまった。5位を維持するためにタイヤをかなり管理する必要があった。このことを考えると、今日の5位は最高の結果だったと思う。それほど悪くはないよ」
ノリスとマクラーレンのポディウムについてサインツは「今週末は彼らの方が強かったと思う。それだけのことだ」と認めた。
「マクラーレンは、このようなサーキットでは僕たちよりもいいペースを見せていると思う」
「その上、僕たちは予選で後ろになってしまい、ファーストラップでトラブルに巻き込まれてしまったので、彼らに勝つチャンスはなかった。次回はもっと上手くやらないといけない」
フェラーリは中国グランプリを終えて、コンストラクターズランキング2位をキープしているが、レッドブルに44ポイント差をつけられてしまった。
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