トト・ヴォルフ、フェルスタッペン獲得に関心
メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンが将来どのF1チームでレースをするつもりなのかについて「誰もが(マックス・フェルスタッペンが)どうするつもりなのか待っている」と語った。
一方、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーはこれに対し、「ドライバー市場よりもチームに集中するべきだ」と返答した。
現役ワールドチャンピオンのフェルスタッペンは少なくとも2028年末までレッドブルと契約を結んでいる。
だがトト・ヴォルフは10年ほど前に契約を逃したフェルスタッペンをメルセデスに引き入れたいと考えているようだ。
メルセデスのドライバーが中国グランプリでそれぞれ6位と9位に終わった後、ヴォルフは日曜日の夜に上海で次のように語った。
「ドライバーの加入には非常に多くの要素がある」
「最も合理的な視点に立てば、”最も速いドライバーの手にある最も速いマシン”と言えるのは明らかだ。でも、それだけが今の場所にとどまる理由だとは思わない」
「例えば、単純な思考の人たちにとっては、クルマに残る理由はそれだけかもしれない。でも、他の要素も考慮する人にはもっと深みがあるかもしれない。マックスにはその深みがあると思う」
「彼を納得させることができるのか?マックスは誰よりもモータースポーツを知っている。彼は自分にとって良いと思う決断を下すだろう」
「いくつかの要素が関係していると思うが、ドミノ倒しの引き金になるのは彼だ。誰もが彼がどうするのか待っているはずだ」
また、フェルスタッペンは週末に自身の将来についてこう語った。
「僕はチームと長い契約を結んでいる。最初から言っているのは、静かで平和な環境を手に入れたいということだけだ」
「最近、クルマについて話しているんだけど、それについてはもうすごく満足しているよ。チームに満足している限り、去る理由なんてないんだ」
フェルスタッペンはレッドブルにとどまることをもっとはっきりさせるべきかと質問されたホーナーは、次のように答えた。 「何度言えばわかるんだ。マックスは既に何度も言っている」
「絶好調なチームから、なぜ離れたいと思うのか?」
「メルセデスは現在、エンジンを供給しているマクラーレンにコンストラクターズランキングで後れを取っている。トト(ヴォルフ)はドライバー市場よりも、自身のチームに集中するべきだ」
さらに、ホーナーは「マックス(フェルスタッペン)が来年どこにいるのかについて、あいまいさはないと断言できる」と付け加えた。
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