2024年F1マイアミGP土曜日:角田がスプリントでポイント獲得!
土曜日のマイアミは薄曇りで気温と湿度が高い中、スプリントレースと決勝レース予選が行われた。
マイアミグランプリはセレブリティやドライバーのガールフレンドの登場で大きく盛り上がった。
NBAのマイアミ・ヒートに所属し、現在は負傷中のジミー・バトラーがマクラーレンのゲストとして来場。
もちろん、アメリカンフットボールのスター選手も多数参加していた。
最も有名なのは、アルピーヌF1チームの一部オーナーであり、投資家グループの一員でもあるパトリック・マホームズだ。
ピエール・ガスリーは、スプリントレース後に表彰式に駆けつけたスポーツ界のアイドル、ジネディーヌ・ジダンに再会できたことをとても喜んでいた。
今回はハリウッドからの参加者は少なかったが、ジェリー・ブラッカイマーがパドックを回り、F1チームの何人かにF1映画の最新情報を伝えていた。
男性モデルで俳優のタイソン・ベックフォードはキック・ザウバーのゲストで、ハードロック・スタジアム内の素晴らしい雰囲気を楽しんでいた。
シャーロット・ティルブリー・ビューティーの創設者であるシャーロット・エマ・ボウ・ティルブリーも来場。
彼女はイギリスのメディアにも人気があり、多くのインタビューに答えていた。
また彼女はF1アカデミーのスポンサーでもある。
午後には、グラミー賞を受賞したシンガーソングライター、エド・シーランがハードロック・ビーチ・クラブでエネルギッシュなパフォーマンスを披露。
多くのビキニ姿の女性ファンがビーチのような雰囲気を楽しんでいた。
スプリントレース
現地時間12時、スプリントレースがスタートした。
角田裕毅が素晴らしいパフォーマンスを披露。
他のドライバーのミス、特にフェルナンド・アロンソをオーバーテイクしようとしたルイス・ハミルトンのミスにつけ込んだ。
15番手から8番手まで順位を上げたが、スプリントレース終了間際に再びハミルトンにポジションを奪われた。
しかし、レース終了後にハミルトンにペナルティが科されたため、角田は9位から8位に繰り上がり1ポイントを獲得。
角田裕毅は日曜日に行われるメインレースに向けて、素晴らしいレースペースとポテンシャルを見せ、サーキットを大いに盛り上げた。
角田裕毅のチームメイトであるダニエル・リカルドはさらに良い走りを見せ、4位でフィニッシュ。
彼とチームにとって重要なチャンピオンシップポイント、5ポイントを獲得した。
リカルドは2024年シーズン序盤から苦戦し、プレッシャーにさらされていたが、見事今シーズン初ポイントを獲得し、笑顔を見せていた。
どうやらVCARBはマイアミでも一貫した強さを発揮できるようだ。
スプリントレース後の角田裕毅のコメント
「昨日のスプリント予選に関しては、自分がまとめられなかったというのもあるが、僕とマックス(フェルスタッペン)が同じタイミングでいって、マックスもいいラップタイムじゃなかった。レッドブル陣営に聞いても、僕らがいったタイミングに多分風の向きが変わってしまい、全体的にグリップが下がったんじゃないかと感じた。普通にいけば、ペースもあったから、やったことは間違いではなかったはずだ」
「スプリントレースではポイント獲得できると全く思っていなかったよ。でもタイヤのマネジメントがしっかりできた。ケビン(マグヌッセン)とルイス(ハミルトン)がセーフティーカー明けにいたんだけど、ルイスは特にクルマのパフォーマンスを考えると僕が自力で抜くのは難しいと思ったから、2人がやり合ってる間はタイヤを温存して後に取っておくという作戦だった」
「ただ1番のチームとしてのライバルはハースかなと思っている。ストレートスピードもありそうだし、どうやって攻略していくのかが重要になる」
「明日のレースではスタートでできるだけ抜いて、あとはタイヤマネジメントをしっかりやって上回っていけると良いかな。暑さはもう、元々サウナが好きだし、身体は慣れてるよ。ここのコースはテクニカルセクションのターン11-16までの低速コーナーでタイムの差が出やすいから、あそこをどう攻略するのかが大切だね」
「今週末のスプリントでポイントを取れたのは嬉しい予想外だった。スプリント予選で失った分を取り戻せたかなと思うよ。特にチームとしてはソフトタイヤで良いデータを取ることが目的だったから、それを達成できた」
「明日のレースは簡単にはいかないと思う。スタートで出来るだけ集中して、あとは自分のレースに持ち込んでいきたい」
スプリントレーストップ3
スプリントレースはマックス・フェルスタッペンが優勝。
シャルル・ルクレールが2位、セルジオ・ペレスが3位で表彰台を獲得した。
決勝レース予選
その後現地時間16時から行われた決勝レースの為の予選では、角田裕毅は見事Q3に進出。10番手グリッドを獲得。
ダニエル・リカルドは滑りやすいタイヤで苦戦し、Q1を突破できずに18番手に留まった。
しかし、リカルドは今回のマイアミグランプリで、3グリッド降格ペナルティを科されているため、明日は20番手からのスタートとなる。
スプリント予選同様、今回の予選でもマックス・フェルスタッペンが再びポールポジションを獲得。
フェルスタッペンの強さは止まることを知らない。
最後に
2024年F1第6戦マイアミグランプリ決勝レースは現地時間5月5日の16時(日本時間5月6日5時)にスタートする。
今日と同じく、多くのファンとセレブリティの来場が予想されている。
日本が誇る才能あふれるF1ドライバー、角田裕毅の活躍を期待したい。
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