ザク・ブラウン、アンドレア・ステラについて語る
マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、2023年シーズンに向けてチーム代表に就任して以来のアンドレア・ステラのリーダーシップを称賛した。
アンドレア・ステラは、元チーム代表のアンドレアス・ザイドルがザウバーに移籍したことを受けて現職に昇進。
ステラは2019年からチームのエグゼクティブディレクターを務めていた。
その前は、2015年にフェラーリからマクラーレンに入社した際にレースオペレーションのヘッドを務め、2018年にパフォーマンスディレクターに昇進した。
ステラがチーム代表になってからも、チームは進歩を続けており、2023年後半にチームは急速な改善を遂げ、最近ではランド・ノリスがマイアミグランプリでチームとともにF1初優勝を果たした。
「アンドレアは模範を示してリードしている。彼の思慮深さ、コミュニケーション能力、透明性が際立っている」とザク・ブラウンは説明した。
「彼は政治的ではない。彼はチームプレーヤーだ。アンドレアほど一生懸命働く人はいないだろう。彼は人の話を聞き、その視点を取り入れることが出来る。彼はすべてを考慮に入れる」
「彼は自分の方向性と決定を非常によく伝える。彼はパフォーマンス以外のことには興味がないから、他のチームの代表が行っているような他の多くの活動に気を取られることはない。彼はただレースをしたいんだ。とても冷静だよ」
「彼はパフォーマンスと集中力をもたらすため、すべての報告会に参加したいと思っている。彼は素晴らしいリーダーなんだ。模範を示すことで素晴らしい仕事をしている」
「チームで働く人材は、アンドレアが使う言葉である『世界選手権の資質』をリードしており、それはみんながそれぞれの部門で最終的に私たちのレーシングチームを後押しするために試みていることだ」
ステラがこの役割で活躍しているように見える一方で、ザク・ブラウンは、以前この役職を打診された際に、ステラは役職を引き受けることに自信がなかったと詳しく説明した。
これが、2018年にザイドルの代わりに最初に昇進しなかった理由の1つだという。
「当時、彼は準備ができていないと感じていたようで、私たちは彼を昇進させなかった」とブラウンは語った。
「だがその後、より大きな役割を担うようになった。今回彼を昇進させた時でさえ、私が彼に電話をかけた時、即座に『はい』とは言わなかった。『よく考えさせてほしい』という返事だったよ。彼はよく考え、非常に思慮深いんだ」
アンドレア・ステラは2018年にはまだ準備ができていないと感じていたようだ。
だが彼は今、確実に準備ができている状態だ。
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