ベアマン、できるだけ早くF1に戻りたいと語る
オリバー・ベアマンは、サウジアラビアでのフェラーリの代役としての印象的なパフォーマンスを受けて、「できるだけ早く」F1グリッドに戻ることを希望している。
ベアマンは、エミリア・ロマーニャグランプリの週末にハースで今後予定されているFP1出走の1回目を行う予定だ。
ベアマンは、カルロス・サインツが虫垂炎の手術を受けた後、ジェッダで直前に代役を務めたF1デビュー戦で7位でフィニッシュしてポイントを獲得した。
それ以来、ベアマンはF2で再び活躍しており、現在はドライバーズランキングの19位に位置している。
イモラではこのカテゴリーから再びレースに出場するが、ベアマンは金曜日の最初のフリープラクティスセッションでハースのF1マシンにも乗り込む。
これは、2024年に行う予定の6回のFP1出走の1回目となる。
週末のトラックアクションが始まる前にベアマンは、サウジアラビアでのF1での成功の後、F2に集中することがどれほど難しかったかを尋ねられた。
「もちろん難しかった。フェラーリで走るのは子供の頃からの夢だったからね。また、(史上)最年少のフェラーリドライバーになったことも、とてつもない瞬間だった」とベアマンは語った。
「全体的にあの週末は夢が叶ったようなものだった。そしてF2に戻るのは、家に帰るような感じだった。F1の素晴らしい生活を味わうことが出来た。モチベーションが上がったし、できるだけ早くF1に戻りたい」
また、ケビン・マグヌッセンがレース出場停止処分を受ける可能性があることから、ベアマンは再び代役を務める可能性についても尋ねられた。マグヌッセンは、ペナルティポイントがあと2点たまってしまうと、レース出場停止になる。
「僕はカナダではフェラーリのリザーブを務めるが、ハースのリザーブも兼ねている」とベアマンは説明した。
「サウジアラビアで既に僕が準備できていることを示したが、もしまた呼ばれることがあれば喜んで乗り込む」
「もちろん、そのようなことはレースをするのに望ましい方法ではないが、もしそうなったら、喜んで従う」
ベアマンの焦点は今のところFP1での良いパフォーマンスだが、2025年のドライバー市場についての憶測は続いている。
ハースは来シーズンのラインナップをまだ発表していないが、ベアマンは練習走行が自分の可能性を証明するさらなるチャンスであることを認めている。
「もちろん僕のチャンスだと思っている」とベアマン付け加えた。
「でも、シートが空いているからといって、それが当然与えられるわけではない。F2での成績はもちろんのこと、来年F1に飛び込む準備ができていることを示すためにも、良いパフォーマンスを見せる必要がある」
ジェッダでサインツの代役を務めたことで、ベアマンはその際F2のレースを辞退しなければならなかった。
それはF1に乗り込むことになる前にポールポジションを獲得していた週末だった。
これがF2でのチャンピオンシップ順位の低下に繋がったものの、ベアマンはこのカテゴリーでの良いパフォーマンスとFP1での走行の両方に等しく注力していると主張している。
「もちろんF2では後れを取っているが、それでも…まず何でも起こりうる」
「今はヨーロッパでのシーズンで、トラックを知っていて、マシンについてもある程度理解しているから、F2でチャンピオンシップを争えない理由はないと思う。とてもやる気になっているよ」
「それに、この6回のFP1は、僕の才能と何ができるかを証明する素晴らしい機会だ。でもF2よりも重要だとは思っていない。もちろん、自分が競争し、いいレースができることを示す必要があるからね。F1は最速ラップを出すだけが目的ではないから、五分五分だ」
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