ラッセル、赤旗前にはモナコでの勝利が可能だと考えていた
メルセデスのジョージ・ラッセルは、モナコグランプリで5位に入賞。
少なくとも表彰台、あるいは勝利を狙うことができたと考えていたようだが、最終的には1周目に振られた赤旗によって彼のチャンスは全て台無しになってしまった。
ジョージ・ラッセルは、モナコグランプリでグリッド5番手からスタート。
最初のスティントでハードタイヤを選択したが、彼の前の4人のドライバーはミディアムタイヤを履いていた。
これを見たラッセルは、表彰台に乗れるチャンスがあるかもしれないと考えた。
更にフェラーリのカルロス・サインツがパンクしたため、1周目でストップするのを見て、ラッセルはモナコでの勝利の可能性を信じ始めた。
しかし、ラッセルは、セルジオ・ペレスと2人のハースのドライバーの派手なクラッシュにより、レースコントロールが赤旗を振ったときに、すぐに失望した。
このレースの中断により、全てのドライバーがピットに戻ってタイヤを交換することができたのだ。
「最初にグリッドにいたとき(最初のスタート時)、僕はハードタイヤを履いていて、僕の前の4人のドライバーはミディアムタイヤを履いていた。そのとき、これは完璧だと思った」と、ラッセルはモナコでのレース後に説明した。
「そして、カルロス(サインツ)がパンクしたとき、僕たちの戦略が異なることを考えると、少なくとも表彰台、あるいは潜在的に勝利のための真のチャンスがあると思った」
「だから僕たちのチャンスを増やすために、チームワークをするつもりだったんだけど、赤旗が出たとたん、全てが台無しになった」
「それにもかかわらず、ミディアムタイヤで70周して、最後にはフェラーリとマクラーレンとのギャップを縮めた。したがって、おそらくこれまでで最高の週末の一つだったと言えるだろう」
モナコでメルセデスがW15に導入した新しいパーツをテストした後、今後のレースに自信を持っているかどうか尋ねられたジョージ・ラッセルは次のように答えた。
「ああ、間違いなく」
「チームは、マシンにこれらのアップデートを加えるために信じられないような仕事をしてくれた。そして、ここモナコで必要な自信を得ることができた。僕たちにとって本当にポジティブな週末だったと思う。そして、今後のレースでもそれを繰り返すことができるはずだ」
モナコグランプリを終えて、メルセデスはコンストラクターズランキングで4位につけており、3位のマクラーレンに88ポイント差をつけられている。
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