ヴォルフ、過酷な2024年F1カレンダーについて語る
F1は、移動を制限し時差などの様々な影響を減らすため、最近カナダGPとモナコGPの日程を再編成するなど、カレンダーの最適化と合理化への取り組みを続けている。
しかし、これらの調整は多くのパドック関係者にとってまだまだ不十分だ。実際、ブラジル、ラスベガス、アブダビの各グランプリの連続開催に対して、多くの批判の声が上がっている。
メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフは、このスケジュールがチームに与える影響を強調した。
「先日、ラスベガスについてヘルムート(マルコ)と話をした」とトト・ヴォルフは語った。「就寝前に数時間の日光しか見ることができず、いつ食事を取ればいいのかもわからない状態で、本当に過酷だった」
「ハワイでスポンサーイベントに参加した。合計18時間しかそこにいなかった。オースティンから7時間のフライトで到着し、その後オースティンに戻った」
「全て素晴らしいことのように聞こえるかもしれないが、ホテルに座って、イベントに行かなければならず、ビーチに行けないことはわかっているから、そうなると突然それほど楽しくなくなる」と彼は続けた。
「メカニックたちはエコノミークラスで移動し、常にそれを繰り返しているから、彼らにとってはさらに厳しい状況だ。このままでは長く続かないということが、全ての人の表情から見て取れる」とヴォルフは締めくくった。
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