マゼピンがF1パドックに復帰 ― パスの入手経路は不明

ニキータ・マゼピン(左)ドミトリー・マゼピン(右)
スポンサーリンク

バーレーン・インターナショナル・サーキットでのF1プレシーズンテスト2日目、元F1ドライバー・ニキータ・マゼピンの父親であり、ハースの元メインスポンサーだったドミトリー・マゼピンがF1パドックに姿を現した。

ロシア系ベラルーシ人の億万長者ドミトリー・マゼピンは、2022年3月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて欧州連合と英国からの制裁を依然として受けている。しかし、中東ではそのような制裁は存在していない。

マゼピンのF1パドック訪問は、ハースがマゼピンの息子との契約を打ち切り、肥料会社『ウラルカリ』を通じてハースのスポンサーをしていた関係を断ってから初めてのことである。

マゼピンはメルセデスのホスピタリティを訪問。彼の息子は2019年にバルセロナでメルセデスのプライベートテストに参加した経験がある。

スポンサーリンク

また、アルピーヌにも訪問した。ニキータ・マゼピンはアルピーヌのチーム代表オリバー・オークスとの繋がりがある。彼は2016年と2017年のヨーロッパF3選手権、2019-2020年のアジアF3選手権、そして2020年のF2においてオリバー・オークスのヒーテックGPチームでドライバーを務めていた。

マゼピンがどのようにテストのパスを入手したかは不明である。『RacingNews365』の取材によると、F1、FIA、10チームのいずれも、そしてサーキットも関与していなかったという。

マゼピンは招待者の事前承認を必要とせず、貸与されたパスを通じてパドックに入場したと思われる。F1のシステムにはそのような要請の記録は明らかに残っていない。F1の認証担当スタッフが現在この問題を調査中だという。

【関連記事】

スポンサーリンク
スポンサーリンク

類似投稿