【カナダGP】FP3結果― 角田、ブレーキトラブルでP20

スポンサーリンク
2025年F1カナダGPのフリー走行3回目が行われ、マクラーレンのランド・ノリスが1分11秒799のラップタイムでセッション最速を記録した。この記録は昨年ジョージ・ラッセルがモントリオールで記録したポールポジションタイムを0.2秒以上上回る好タイムだった。
角田裕毅、ブレーキトラブルで苦戦
レッドブルF1の角田裕毅が深刻なブレーキトラブルに見舞われた。本セッションから新フロアを導入した角田だったが、ミディアムで1アタックした直後にピットイン。メカニックが修理に苦戦した末に、セッション残り6分のタイミングでトラックへ戻った。ほとんど走行することができず、結果的に最下位の20位に終わった。記録したベストタイムは1分13秒573と、トップのノリスから1.774秒遅れとなった。
このブレーキの問題により、角田は予選に向けた重要なセットアップ作業やタイムアタックの練習を十分に行えない状況となり、明日の予選への影響が懸念される。
上位勢の状況
ノリスに続いて、フェラーリのシャルル・ルクレールが2位(+0.078秒)、メルセデスのジョージ・ラッセルが3位(+0.151秒)と続いた。フェラーリからはルイス・ハミルトンも4位に入り、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが5位でトップ5を構成した。
スポンサーリンク
一方、ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリは、セッション開始20分後に歴代のチャンピオンがクラッシュしたことで知られる『チャンピオンズ・ウォール』に接触し、赤旗を引き起こした。ピアストリは8位でセッションを終えている。
2025年F1カナダGP フリー走行3回目結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム | トップとの差 | タイヤ |
---|---|---|---|---|---|
1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:11.799 | – | S |
2 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:11.877 | +0.078 | S |
3 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:11.950 | +0.151 | H |
4 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | 1:12.050 | +0.251 | S |
5 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:12.072 | +0.273 | S |
6 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 1:12.247 | +0.448 | H |
7 | キミ・アントネリ | メルセデス | 1:12.348 | +0.549 | S |
8 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1:12.519 | +0.720 | S |
9 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ | 1:12.519 | +0.720 | S |
10 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1:12.573 | +0.774 | S |
11 | アイザック・ハジャー | レーシング・ブルズ | 1:12.651 | +0.852 | H |
12 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1:12.684 | +0.885 | S |
13 | リアム・ローソン | レーシング・ブルズ | 1:12.791 | +0.992 | H |
14 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1:12.794 | +0.995 | H |
15 | オリバー・ベアマン | ハース | 1:12.825 | +1.026 | S |
16 | エステバン・オコン | ハース | 1:12.827 | +1.028 | M |
17 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | 1:13.060 | +1.261 | S |
18 | ニコ・ヒュルケンベルグ | キックザウバー | 1:13.072 | +1.273 | S |
19 | ガブリエル・ボルトレート | キックザウバー | 1:13.172 | +1.373 | S |
20 | 角田裕毅 | レッドブル | 1:13.573 | +1.774 | S |
※ S=ソフトタイヤ、M=ミディアムタイヤ、H=ハードタイヤ
【関連記事】
- 【F1カナダGP金曜】角田裕毅、旧フロアでのフリー走行 ―コメントを紹介
- 【カナダGP】FP2結果 ― ラッセルがトップ、角田は15番手 – Shiga Sports
- 【カナダGP】FP1結果 ― フェルスタッペンがトップ、角田は11番手 – Shiga Sports
スポンサーリンク